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【DIY】屋上防水の種類とは?施工方法について解説

マンションなど屋上のある建物を所有している方は、屋上防水が必須。

「どの工事をすればいいの?」「費用はどれくらいかかるの?」など、気になる方も多いと思います。

本記事では、屋上防水の施工方法を詳しく解説。

「屋上防水を自分でやりたい」という方におすすめの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


そもそも屋上防水とは?

屋上防水とは、傾斜のない平面な陸屋根に防水加工を施す工事のこと。

一軒家のように傾斜のある屋根とは違い、陸屋根は雨水が滞ります。

屋上防水が不十分だと、溜まった雨水などで水が染み込みやすくなり、雨漏りの原因になりかねません。

雨から建物を守るためにも、防水工事が必要なのです。

また、防水機能は年々低下していくので、定期的なメンテナンスが必要。

一般的に1回の屋上防水で10年前後、施工方法によっては25年程度持ちます。

屋上防水の種類と選び方

屋上防水の種類と選び方

まずは、屋上防水について理解を深めていきましょう。

雨漏りはもちろん、コンクリートのひび割れ、雑草が生える、繋ぎ目の破損などの症状が見られたら劣化のサイン。

ここでは、屋上防水の施工法や、所有する建物に合う工事の見極め方を詳しく解説します。

塗膜防水

塗膜防水は、液状の塗料をローラーなどで下地に塗布する施工法のこと。

使用する材料によってFRP防水・ウレタン防水・アクリルゴム防水に分けられます。

どんな屋上でも施工しやすく、耐用年数は5~15年です。

ウレタン防水は屋上防水の代表的な施工法で、リフォームの際に用いられることもあります。

ウレタンが柔らかいためトップコートを5年おきに塗り替える必要があります。

FRP防水はガラス繊維で強化したプラスチックを塗布するため、塗膜防水の中でも耐久性と防水性が抜群です。

また、軽量素材なため施工が1日で終わります。

アクリルゴム防水は伸縮性に優れている素材で、耐用年数は10年ほど。

特に地震への耐久性に優れています。

塗膜防水は重ね塗りが可能なうえ、別の防水材であってもその上に密着します。

そのため、既存の防水材を撤去する必要がなく、費用が安く済むのが最大のメリットです。

シート防水

シート防水は、防水性のシートを貼る施工法。

使うシートは塩ビ性・加硫ゴム性などがあり、どの屋上防水業者が貼っても仕上がりの良さにばらつきがないのが特徴です。

耐用年数は10~15年で、塩ビシートだと15年ほど長持ちします。

下地処理の必要がなく、施工が短時間で済むのがメリット。

また、シートを一気に貼るため広い屋上に最適。

複雑な形状や凸凹な屋上には不向きです。

アスファルト防水

アスファルト防水は熱工法・トーチ工法・常温工法の3種類。

ほかの施工法と比べて費用は高めですが、耐用年数が15~25年と長いため、メンテナンスが少なくて済むメリットがあります。

熱工法やトーチ工法は、アスファルトを熱して施工するため、工事中に煙やにおいが発生するのがデメリット。

近隣住民へ配慮して工事を行う必要があります。

塗膜防水の施工方法を紹介

塗膜防水の施工方法を紹介

塗膜防水は技術が必要な施工法ですが、ウレタン防水ならDIYすることも可能です。

ここからは、上記で紹介した「塗膜防水」の施工法を詳しく見ていきましょう。

用意するもの

  • 塗料
  • 下地塗料
  • マスキングテープ
  • ハケ
  • ローラーバケ

ウレタン塗料は保存がきかないため、必要な分だけ用意しましょう。
また、最後にトップコート塗布をするため、セットで販売されているものがおすすめ。

コンクリートを洗浄する

まず、下処理をするため屋根のコンクリートを洗浄します。

汚れを落としたあと、左官ブラシで水洗いしましょう。

ブラシを使うとひび割れの原因になることがあるため、高圧洗浄機があると便利です。

洗浄後は十分に乾燥させることがポイントです。

屋上にひび割れがある場合は補修する

屋上にひび割れが見られる場合は、防水加工をする前に補修が必要です。

補修作業は難しい作業なので、プロに頼むのがよいでしょう。

そのほか劣化や破損がある場合は、DIYでの防水工事を控えた方がよいかもしれません。

マスキングテープで養生する

次に、塗料が付いたら困る箇所をマスキングテープで養生します。

広範囲の養生には、マスキングテープにビニールが付いているコロナマスカーが便利です。

塗料を塗る

塗料は二度塗りが基本。

まずは下地を塗布しましょう。

屋根の端など細かいところはハケで先に塗っておき、広い面をローラーバケで塗装。

下地が乾いたら、いよいよ塗料の塗布です。

下地と同様、塗りにくい箇所をハケで塗布してからローラーバケで全体を塗ります。

ローラーバケにしっかり塗料を染み込ませ、余分な塗料を落としてから塗ると綺麗に仕上がりますよ。

塗り終わったところを歩かなくて済むように、順番を考えて塗るのがポイントです。

乾いたら、同じ工程をもう一度繰り返します。

2度目を終えたら、塗料が乾く前にマスキングを外しましょう。

トップコートを塗る

最後にトップコートを塗布します。

トップコートの役割は、ウレタンの防水層を紫外線から守ること。

ウレタン防水の耐用年数は10年ほどですが、トップコートを定期的に塗り直すことで耐久性が上がり、見た目も綺麗に仕上がりますよ。

屋上防水のDIYにおすすめの塗料

アサヒペンでは、屋上防水にぴったりな商品を多数販売しています。

その中でも今回は、「水性屋上防水遮熱塗料」のご紹介です。

こちらは、コンクリート陸屋根の防水はもちろん、ベランダにも使用でき、厚い防水層に仕上がるのが特徴。

従来の屋上防水塗料より遮熱効果が改良され、太陽の光をより反射するようになりました。

その効果は、猛暑日でも塗布した場所の表面温度を最大9~13度下げるほど。

温度差は塗料の色によって異なりますが、これは特殊な顔料と中空ビーズの相乗効果によるもので、表面温度が熱くなりにくいのは屋上防水においてとても重要です。

さらに、HALS(紫外線劣化防止剤)の配合で熱による劣化を防ぎ、寒暖差の大きな気候にも強い特性があります。

また、この塗料はローラーバケで綺麗に塗れるため、DIYする際も使いやすいのが嬉しいポイントです。

屋上やベランダを滑りにくくする砂骨入りなのも魅力。

>>水性屋上防水遮熱塗料

詳しい塗り方は下記の動画をご覧ください。


また関連商品として、塗料を塗る前の下地に最適な以下の商品もおすすめです。

>>油性シーラー

まとめ

屋上防水は、屋上のある建物において必須事項です。

しっかり防水しておくことで、建物の劣化が防げます。

DIYしたい方は、今回ご紹介したアサヒペンの商品がおすすめ。

施工をしたあともメンテナンスを怠らず、よい状態を長く保ちましょう!

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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