HowTo講座

粘着タイプ:パネルタイプ(カベ)カベ紙の貼り方

用途

貼れる面 ビニールカベ紙、紙カベ紙、ベニヤ板、しっくい壁、ツヤ消し塗装面、ツヤあり塗装面、化粧合板
<ツヤあり塗装面・化粧合板に貼る場合>
化粧合板用サンダーかサンドペーパー(#180~280)で表面を荒らして、密着を良くします。削りカスをきれいに拭きとってから、パネルカベ紙を貼ってください。
貼れない面 布カベ紙、天井用化粧石膏ボード(ジプトーンなど)、土壁、砂壁、繊維壁、 浴室、屋外
アサヒペン「キュータック」カベ紙の上には貼れません。

貼り方の手順

裏紙の矢印が同じ方向になるように、向きをそろえて貼ってください。

1.下地調整

  • 貼る面のホコリや汚れをきれいに拭き取ります。油で汚れた面は、油よごれおとし洗剤できれいに拭き取り、その後よく乾かします。
    ※ 貼る面のカベ紙が著しく油で汚れている場合は、貼る面のカベ紙をはがします。

  • ミゾや段差・凹凸がある場合
    あらかじめ穴うめ下地パテでミゾや段差・凹凸をなくします。
    ミゾや段差・凹凸が大きい時は、パテうめ用メッシュテープを使ってパテ埋めをすると、スムーズにできます。

  • 穴うめ下地パテが乾いたら、サンドペーパー(#180~280)で穴うめ下地パテの表面を平らに仕上げます。
    ●下地が汚れていると粘着力が低下します。●濃い色柄のカベ紙の上に貼った場合は、下地の色が少し透けて見えることがあります。●下地の凹凸の程度により、パネルカベ紙の表面に下地の凹凸が現れることがあります。

必要枚数を求める時

パネルカベ紙は32センチ×64センチですが、目地(約5ミリ)を重ねて貼っていきますので、カベ紙の一辺の長さは31.5センチ×63.5センチとして計算してください。

2.垂直線を引く

  • 先に、カベ面に垂直線を引いておくとパネルカベ紙をまっすぐ貼ることができます。パネルカベ紙を貼り始める片方の端の位置に、おもりをつけた糸を吊り下げて垂直線を出します。糸に沿ってえんぴつなどで垂直線を引きます。

3.1枚目を貼る(裏紙の矢印が同じ方向になるように、向きをそろえて貼ってください。)

  •  

  • 裏紙を約2~3センチはがして、裏紙を折り返します。パネルカベ紙を貼る位置に合わせます。位置が合ったら、はがした部分を軽く押さえて接着させます。

  • レンガ模様で貼る場合は、長手部分の中央に目立たない目印をつけて、貼り合わせていきます。

  • 先に、裏紙を全部はがしてしまうと、貼りにくくなります。何度も貼り直しをしますと、充分に接着しないことがあります。

4.2枚目を貼る

  • 1枚目の目地に2枚目の目地を重ねるようにして貼ります。重ね合わせた目地はおさえローラーでしっかりと押さえます。

  • 2枚目以降は、縦方向と横方向の重ね合わせを注意して貼っていきます。

  • 2枚目以降少しズレてきたら、重ね合わせる目地の割合を調整して貼っていきます。

5.仕上げのカット

  • コーナー部分をおさえヘラでよく押さえてきめ込みます。余分な部分はカット定規をあてて、カッターナイフで切り取ります。
    ※ カッターナイフは、常に新しい刃先を使うようにして、少しねかせ気味に使うのがポイントです。
    ※ カッターナイフや道具を顔や身体に落とさないように注意してください。

化粧合板・ツヤあり塗装面に貼る時

化粧合板用サンダーかサンドペーパー(#180~280)で表面 を荒らして、密着を良くします。削りカスをきれいに拭きとってから、カベ紙を貼ります。

使用する道具

  • おさえ
  • 押しピン
  • 脚立
  • おさえローラー
  • カッター
  • 5円と糸など
  • カット定規

注意点

  • 不安定なイス・テーブルなどや老朽化した脚立・ふみ台での作業は、危険ですので使用しないでください。
  • 慣れない姿勢での作業となりますので、無理をせずに、休憩をとりながら作業をしてください。
  • 気分が悪くなったり、首、肩、腰などに負担を感じたら、作業を中断してください。
  • 顔や身体に落としてケガをしないように、道具の取り扱いに十分注意してください。
  • 詳しくは各製品の使用説明をよく読んでからご使用ください。

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