再湿のりタイプカベ紙の貼り方
貼れる面・貼れない面
貼れる面 | ベニヤ板、古いカベ 紙をはがした面、シックイ壁、セッコウボード、コンクリート、モルタル、ツヤ消し塗装面、化粧合板、ツヤあり塗装面、せんい壁、砂壁などは下地調整が必要です。 |
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貼れない面 | 凹凸の激しい面、浴室内などの水のかかる場所、屋外、レンジまわりなど火の気のある壁面 |
貼り方の手順
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1.貼る前の準備貼る面の表面についたホコリや汚れを、充分に拭きとります。古いカベ紙が貼ってある場合は、表面の層をはがします。凹凸面は穴埋め下地パテなどで平らにします。
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2.垂直線をひくカベ紙をまっすぐに貼るために、貼り始める位置におもりをつけた糸をつり下げて、糸に沿ってえんぴつなどで垂直線を引きます。
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3.カベ紙をカットして水をつけるあらかじめ周囲がぬれないようにビニルシートなどを敷いておきます。カベ紙を貼る面の長さよりも上下とも2〜3cm位長く切ります。巻きグセがついているので注意して広げてください。カベ紙の裏面に水つけ・のりづけスポンジなどで水をたっぷりとつけます(幅92cm×長さ1mあたり約150〜220cc)。紙が伸びきるまで3分位おいてください。この間に水が乾いた場合は、さらに水をつけたします。
※水の量は製品によって異なります。各製品ラベルをご確認ください。 -
4.1枚目のカベ紙を貼るおさえハケなどで中心より両側へ空気を押し出すようにして貼ります。シワになったらその部分まではがして貼り直します。
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5.コーナー仕上げコーナー部分はヘラなどできめ込み、柄つきカット定規をあてながらカッターナイフで余分なカベ紙を切りとります。きれいに切るためにカッターナイフは常に新しい刃先にします。
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6.2枚目のカベ紙を貼る2枚目のカベ紙は1枚目のカベ紙に2〜3cm重ねて貼ります。(柄合わせはできません)重ねたカベ紙の中央部に柄つきカット定規をあてながら、カッターナイフでカベ紙上・下2枚を一緒に切ります。次に、カットした上・下の余分なカベ紙を取り除きます。
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7.仕上げ継ぎ目の部分やコーナー部分をおさえローラーで充分押さえて、密着させます。
カッターナイフで大きく切り込みを入れてカベ紙を差し込み、ヘラなどできめ込んでから、カッターナイフで余分な紙を切り取ります。
元電源スイッチを切ってください。コンセントカバーをはずしてからカベ紙を貼ります。次にカッターナイフで切れ込みを入れ、余分なカベ紙を切り取ります。カバーとのすき間があかないように、カベ紙はひとまわり小さくなるよう切り取ります。最後にはずしたカバーを元の位置に取り付けます。
せんい壁・砂壁に貼る時
- 砂壁のはがれ落ちを防ぐためにせんい壁・砂壁おさえをローラーバケでまんべんなく塗り、下地を固めます。ボロボロとはがれ落ちる場合は、せんい壁・砂壁はがしで取り除いてください。
- 下地が充分乾いてから(2~3日後)、四隅(すみ)やつなぎ目の壁面 に、強力タイプ カベ紙用のりスーパーを塗り、せんい壁・砂壁下地おさえ紙を貼ってください。せんい壁・砂壁 下地おさえ紙は凹凸のある壁面とカベ紙との接着を良くするために貼ります。
- せんい壁・砂壁・下地おさえ紙が充分乾いてから(2〜3日後)裏面ののりだけでは接着力が不充分なため、裏面にスポンジなどで水をたっぷりとつけたあと、強力タイプ カベ紙用のりスーパーをさらにまんべんなく補強塗りをして貼ります。
下地の凹凸の程度により、カベ紙の表面に下地の凹凸が現れることがあります。せんい壁などには凹凸を目立ちにくくするために、厚みのあるカベ紙を選ばれることをおすすめします。
化粧合板・ツヤあり塗装面に貼る時
カベ紙がよく接着するように化粧合板用サンダーもしくは、サンドペーパー(#180~280)で表面を研磨します。削りカスを充分拭き取ってから、カベ紙を貼ります。
使用する道具
必要m数の目安(92cm幅の場合)
一般的なトイレ | 4.5畳 | 6畳 | 8畳 |
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約 15m | 約 25m | 約 30m | 約 35m |
注意点
- 換気をよくして作業を行ってください。
- のりが手や衣服などについたら、すぐに水洗いするか拭き取ってください。
- 万一のりが目や口に入った場合は、水で洗い流してください。
- 作業終了後は手を水で洗い、クリームなどでのお手入れをしてください。
- 用途以外に使用しないでください。
- 詳しくは各製品の使用説明をよく読んでからご使用ください。