よくある質問集

塗料 / 各塗料の使い方

水性塗料について

水性塗料は乾燥すると、どうして水に溶けなくなるの?
水性塗料は、水に溶けているのではなく水中に高分子の樹脂粒子が分散したもので、乾燥するとこれらの樹脂粒子がくっつきあって強いフィルム状皮膜になるため、水に溶けなくなります。
水性塗料は雨にぬれるとどうなるの?
乾いた後なら全然平気です!
油性塗料となんら変わらない強さを持っています。

ニスについて

桧の床にニスを塗りたい。
油性ユカ用ニスか水性ユカ用ニス、水性高耐久2液ウレタンニスを塗ります。樹脂ワックスが塗ってあるときには、中性ワックスとりではがし、必要であれば白木漂白クリーナースーパーを使って漂白します。
フローリング床に油性ユカ用ニスを重ね塗りしたところ、シワになって塗膜が浮いた。何故か。
1回目の塗膜の乾燥が不十分であったため、リフティングしたものです。乾燥条件が悪かったり、厚塗りなどの理由で乾燥しにくい場合があります。塗り重ねは1回目の塗膜の乾燥を充分にしてから行ってください。
ただし、プリント合板のような塗料の密着の悪い素材は塗装された場合は、1回目の塗装の乾燥を充分に行なってもシワになることがあります。
水性ニスを床に塗ってしまった。表示には使用できないとあるが、どうしたらよいか。
上から水性ユカ用ニスか水性高耐久2液ウレタンニスを塗ります。水性ニスは軟らかく摩擦に強くないので床に塗ることができません。
新しい床材にユカ用ニスを塗ったが、すぐはがれてきた。どうしてか。
床材の仕上げがセラミック塗料やUV塗装等のメンテナンスフリーの加工がされている場合、ユカ用ニスが密着しないことがあります。
テーブルにニス塗りしたい。
油性木工用着色ニス、水性高耐久2液ウレタンニスがおすすめです。
オイルステインで着色した後、上塗りするニスは何がよいか。
油性木工用着色ニス油性ニススプレーのクリヤが適しています。クリヤラッカーや速乾ニスを塗る場合はステインおさえとしてあらかじめラックニスを塗ります。上塗りをするとオイルステインでつけた色味が変わることがありますので注意してください。屋外では油性超耐久屋外用ニスあるいは、油性超耐久屋外用ニススプレーをご利用ください。

うすめ液について

ペイントうすめ液とラッカーうすめ液はどうちがうの?
ラッカーうすめ液の方がペイントうすめ液よりも溶かす力が強くなっています。ラッカーうすめ液でうすめる塗料にペイントうすめ液を使用しますとゲル化し固まりますので注意してください。
塗料はいつもうすめて使用するのですか?
塗料はうすめずに使用できるように作っていますが、塗りにくいときや粘度が高いときなどは適量うすめて使用してください。またスプレー塗りをするときには、粘度調整のためうすめます。
シーラーなどはうすめず、そのまま塗ります。

エアゾール(スプレー)について

エアゾール塗料を塗ったが、塗膜のツヤがでず白くなった。何故か。
ブラッシングという現象です。湿度が高いときに塗装すると水分が塗膜に入り込み白く濁ります。天気のよい湿度の低いときに同じ塗料を重ね塗りすると白さがとれ、きれいに仕上がります。
エアゾール塗料を使用したが、つまって塗料がでない。原因は。
塗料の撹拌が不十分であるとき、前回使用後に逆さ吹きやボタンの拭き取りをしなかったときにおこります。
エアゾール塗料で倒立して吹けるものあるか。
浴室用塗料スプレー、トタン・かわら屋根補修用スプレー、油性高耐久鉄部用スプレーは倒立で塗ることができます。
ラッカースプレーを使用したところ、旧塗膜がめくれてきた。原因は。
油性塗料・水性塗料の旧塗膜の中には、ラッカースプレーに含まれる溶剤で侵されてシワになったりめくれてくるものがあります。
メッキ調スプレーは屋外に塗れるか。
変色しやすいため屋外に塗ることはできません。また、外観が変わったり、はがれることがあるのでクリヤなど他の塗料を上塗りすることはできません。

下塗りについて

下塗り(シーラー)について教えて
塗装下地の吸い込みが大きいとき、劣化しているときにはシーラーを下塗りします。シーラーには油性、水性があり、使い分けます。下地の劣化が激しいとき、水分の影響を受けやすい場所では油性シーラーをすすめます。せんい壁や砂壁の下塗りには水性シーラーがよいでしょう。その他、ヤニ・アク止めをするシーラーなどがあります。
サビ止め塗料を2回塗りすれば、上塗りの必要はないか。
サビ止め塗料は日光や雨に弱いため、必ず上塗りが必要です。
どんな非鉄金属でもメタルプライマーを下塗りすれば、任意の塗料を上塗りできるか。
すべての非鉄金属に対応しているわけではありません。容器表示をご確認ください。

メンテナンスについて

塗料が服についた。落とし方は。
服についた塗料をうまく落とせるものはありません。
汚れてもよい服装で塗装してください。
塗料の調色は可能か。
同じ塗料(同一商品)であれば可能です。
使い残した塗料を保存する方法は?
残った塗料は適当な大きさの密閉できる容器に入れ保存するのが良いでしょう。
製品缶で保存する場合はしっかりフタをして密閉しますが、残った量が少ないとうまくいかないことがあります。なお、低温や高温での保存は適さないので注意してください。
水性の場合、水を 入れた塗料は水が腐るので、保存はできません。
油性は、ペイント薄め液を少量加え混ぜずにそのままフタをしましょう。こうすれば乾燥して塗料の表面に皮膜が出来るのを防げます。
塗料を廃棄する方法は?

塗料は使い切ってください。やむを得ず塗料を捨てるときは、新聞紙などに塗り広げ乾燥してから一般ゴミとして処分してください。
固化剤を使えば、塗料に混ぜるだけで簡単に固化します。固化した塗料は、容器から取り出し、新聞紙に包んで廃棄してください。 水性・油性兼用塗料固化剤があります。
スプレー塗料は中味を使い切り、ガス抜きキャップでガス抜きを行ってから廃棄してください。

ガス抜きキャップの紹介動画

砂壁、せんい壁がはがれかかっている。塗料で抑えることができるか。
砂壁、せんい壁が下地から浮いているときは、塗料で抑えることはできません。表面が少しポロポロ落ちる程度であれば、カベ塗料用下塗り剤や壁おさえスプレーで抑えることができます。但し、塗りムラが生じますので、上塗りするのが一般的です。
砂壁、せんい壁に水性インテリアカラー和室カベ用で塗装したが、ひび割れを生じた。手直し方法は?
ひび割れはシーラーなしに厚塗りしたとき、シーラーの塗布量が足らなかったとき、シーラーがしっかり乾いていなかったときに生じます。手直しは十分乾燥させた上で、もう一度塗ります。ひび割れが大きいときは、水性ビッグ10多用途を上塗りします。砂壁、せんい壁ごとめくれてくるような場合は、取り除いてパテうめし、上塗りします。
塗料をきれいにはがしたいときは?
はがし方塗料はがし液を使用するときれいにはがせます。ただし、塗料の下のものまで剥がしたり、変色させる場合があるので、目立たないところで試してからにしましょう。
塗料がとび散った!拭き取る方法は?
塗料が飛び散ったとき乾く前であればうすめ液などで拭き取れます。
ただし、塗料の下のものまで剥がしたり、変色させる場合があるので、目立たないところで試してからにしましょう。
スプレーの使用後の処理はどうするの?
スプレー使用後は、容器を逆さまにして2秒位空吹きし、噴出口をよく拭いてください。
空吹きしないとノズルのつまりの原因となります。
塗装に重要なのは?
下地剤塗装には、下地調整が重要です。下地調整には、カビとりSカビのガードカビドメスプレー、水性ヤニアク止めシーラーが便利です。

アサヒペン商品について

お求めのアサヒペン商品がお近くの店舗で見つからない。
e-shopアサヒペン公式オンラインショップアサヒペンe-SHOPをご覧ください。

その他

シルバーコート、ゴールドコートの小容量缶は液体と粉末に分かれている。使い方は?
銀色あるいは金色の粉末を液体に少しずつ入れ、よくかき混ぜて均一にしてから使用します。
なぜ、油性塗料はモルタル壁やコンクリート壁に塗れないの?
モルタルやコンクリートはアルカリ性の素材です。一般的に油性塗料はアルカリに弱い性質を持っているため、モルタルやコンクリートには、塗装できないといわれています。アサヒペン油性スーパーコートは、モルタルやコンクリートにも塗装できます。
合成ボイル油は何に使いますか?
油性トタン用の専用うすめ液です。合成ボイル油でうすめますと塗りやすく、ツヤがでて耐久性が向上します。油性アクリルトタン用、油性シリコンアクリルトタン用には使用できません。
杉で作った木工品の節目からヤニがでてくるため、塗装したい。
ヤニ止めにラックニスを塗った後、油性木工用着色ニスで塗ります。節目部分のみにラックニスを塗った場合、吸い込みムラや色ムラが生じやすいので、全体にラックニスを塗るとよいでしょう。
はっ水効果が強い塗料を塗る時に注意することは?
撥水塗料の注意はっ水効果がある塗料は時間がたつと重ね塗り時に塗料まではじいてしまいます。
時間をあけすぎないのがコツです。
塗装に適した天気を教えてください。
塗装に最適な天気天気の良い日に塗りましょう
湿気の多い日、雨の日などに塗装するとなかなか乾かず、結露したり、表面が白く濁ったりすることがあります。
弾性塗料(凹凸塗料)の上手な塗り方を教えてください。
弾性塗料弾性塗料の塗装にはマスチックローラーを使用してください。
立体感のある凹凸模様に仕上がります。
ヒビ割れの上手な補修方法を教えてください。
シリコンヒビ割れの補修には塗料が上塗りできる補修材で補修してください。
※コーキング剤には塗料をはじく種類のものがあります。補修材の表示をご確認ください。
塗料の色が違う色になっています。
色が変わる塗料は放っておくと、分離することがあります。
缶をよく振ってしっかり混ぜて均一にしてから塗りましょう。
高い所や床面の塗装をするときは?
継ぎ柄高い所や床面の塗装には継ぎ柄が便利です。
蛍光塗料・夜光塗料スプレーの下塗りに必要なのは?
蛍光塗料蛍光塗料スプレーや夜光塗料スプレーの下塗りには必ず専用の下塗りスプレーを塗装してください。
下地が白いと発色性が高まります。
塗装面を丈夫で長持ちさせるポイントとは?
塗装を長持ち塗装面を丈夫で長持ちさせるポイントは、下地処理とシーラーによる下塗りです。
“シーラー(下塗り)”は
1.上塗り塗料の吸い込みを防ぎ
2.下地塗料との密着性を向上させる役目をします。
塗料の節約にもなり経済的。
塗料の使用前にすることは?
かき混ぜる塗料は使用前によくかき混ぜましょう。
使用前の塗料は顔料と溶剤が分離しています。
よく混ぜずに使用しますと、色ムラになったり、色が変わったりし、本来の発色が得られません。
作業性に優れたスプレーとは?
作業性に優れたスプレー高耐久ラッカースプレーは作業性に優れた超速乾スプレーです。
また、プラスチックなどの塗りにくいものは、クリエイティブカラースプレー水性多用途スプレーが便利です。
木の種類に色の付き方が変わるのはなぜ?
木材同じ色の塗料を塗っても、木の種類によって、色の付き方が変わります。少しうすめの色を選ぶと良いでしょう。また、塗り重ねると色は濃くなります。
お部屋の塗り替えっていくらなの?
15000円で塗り替えお部屋の塗り替えをしたいけど・・・業者に頼むより、自分で塗れば、こんなに節約できます!
塗装工事費の目安:6畳間(20㎡)約49,000円
クロス張替え工事費の目安:6畳間(20㎡)約39,800円
自分で塗装した場合:6畳間(20㎡)約15,000円

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