HowTo講座

ふすま紙の基礎知識

紙の種類による分類

鳥の子紙 鳥の子ふすま紙
  • 製紙から印刷まで機械生産する普及タイプです。
  • グラビア印刷も可能で柄数も豊富です。
  • アサヒペン「鳥の子ふすま紙」「新鳥の子ふすま紙」はこれに該当します。
本鳥の子ふすま紙 伝統的な手漉き和紙で、その色合いが卵の殻の淡黄色に似ていることから鳥の子と呼ばれるようになった高級タイプです。
うらばり紙 雲花紙と言われるもので、押入れの内側など裏面で見えないところに貼ります。
織物
(糸入りふすま紙)
普及品 スフ糸を粗く平織りにし、紙を裏打ちしたものです。
アサヒペン「糸入りふすま紙」「麻織り調ふすま紙」はこれに該当します。
高級品 天然素材(麻、絹、木綿等)を使用したものです。
ビニールタイプ ビニールふすま紙 汚れても水拭きできるタイプです。

DIYふすま紙の施工方法による分類

再湿のりタイプ 裏面に水で戻るのりがついています。水をつけてのりを戻してから貼ります。
切手タイプ
アイロン貼りタイプ 裏面に熱で溶けるのりがついています。アイロンの熱で溶かして接着します。
粘着タイプ 裏面に粘着剤がついており、裏紙をはがしながら貼ります。
シールタイプ

ふすまの種類

和ふすま 本ふすま(組子ふすま) 従来からあるふすまです。組子の上に何枚か重ねて貼って仕上げます。伝統的に使用されてきました。
  • ソリやねじれに強い。
  • 貼り替えの即応性がある。
  • 通気性がある。
  • 量産ができない。
チップボールふすま 本ふすまの下張りを簡略化したもので、現在注文住宅に主に使用されています。
板ふすま 組子にベニヤ板が貼ってあります。洋室と和室の間仕切りに使われることが多いものです。
  • 丈夫である。
  • 重量がある。
  • 枠がはずせない。
発泡スチロールふすま 芯材としてプラスチックの発泡体を用いています。最近の住宅に多く使用されています。
  • 軽量で、量産ができる。
  • コストが安い。
  • 枠がはずせない。
  • 貼り替えに難点がある。
  • 強度が弱い。
  • ソリやすい。
ダンボールふすま 芯材としてダンボールを用いています。最近の住宅に多く使用されています。
  • 軽量で、量産ができる。
  • コストが安い。
  • 枠がはずせない。
  • 貼り替えに難点がある。
  • 強度が弱い。
  • ソリやすい。
本ふすま(組子ふすま)の構造

pagetop