粘着タイプ:パネルタイプ(天井)カベ紙の貼り方
貼れる面・貼れない面
貼れる面 | ビニルカベ紙、紙カベ紙、ベニヤ板、 化粧合板、しっくい壁、ツヤあり塗装面、ツヤ消し塗装面 <ツヤあり塗装面・化粧合板に貼る場合> 化粧合板用サンダーもしくは、サンドペーパー(#180~280)で表面を研磨します。削りカスを充分に拭きとってから、カベ紙を貼ってください。 |
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貼れない面 | 布カベ紙、土壁、砂壁、繊維壁、天井、 浴室、屋外、天井用化粧材、天井用化粧ボード(ジプトーンなど) |
※表面がザラザラした一部の砂壁調のビニルカベ紙やセロハンテープが接着しない特殊な表面加工されたカベ紙には充分に接着しないことがあります。
天井面への貼り方手順
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1.貼りつぐ方法
①天井の四辺全ての長さを測ります。
②本品が、縦方向、横方向に何枚必要かを求めます。
③天井の図を描いて、本品をどのように貼るかを決めます。貼りつぐ方法は、図(イ)(ロ)のような貼りつぎ方法があります。
※図(ロ)の貼り方では、貼りつぎの交点がズレた状態で貼ると、貼りつけ枚数が増えるにしたがって、ズレ幅も大きくなりますので注意してください。貼り方の例は、図A,Bのような方法があります。
天井は正確な正方形や長方形でないことがありますので、枚数が余分に必要になることがあります。ご注意ください。
A.隅から貼る方法
① 天井の長手方向に隅の方から1列目、2列目、3列目と本品を貼っていきます。
B.中心線など目安をつけてから貼る方法
①天井の長手方向に、押しピンで糸を固定して、中心線を求め、線を引きます。
②中心線にそわせて1列を貼り、2列目、3列目と隅の方へと本品を貼っていきます。※照明器具などの位置を目安にして線を引いて貼る方法もあります。
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2.下地調整
①貼る面のホコリや汚れを充分拭きとります。
②下地が平らでない場合は、〈穴うめ下地パテ〉などで平らにします。古いカベ紙がめくれている場合は、あらかじめカベ紙用補修のりで補修します。下地の凹凸の程度により、下地の凹凸が現れたり、きれいに仕上がらないことがあります。
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3.1枚目を貼る
カベ紙は上下の向きをそろえて梱包していますので、上下の向きをそろえて貼るとよりきれいに仕上がります。
裏面フィルムを簡単にはがすには、裏面フィルムの隅にセロハンテープを貼りつけてはがします。
①裏面フィルムを約10cmはがして、貼る位置に合わせます。
②位置が合ったら、はがした部分を軽く押さえて接着します。次に裏面フィルムを少しずつはがしながら、空気を押しだすように貼った後、おさえヘラを使って圧着します。※作業中、本品が目に触れないようご注意ください。
※何度も貼り直しをしますと、充分に接着しないことがあります。
※はがした裏面フィルムは滑りやすいので、取り扱いには注意してください。 -
4.2枚目を貼る
1枚目のカベ紙につきつけて順に貼っていきます。
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5.仕上げのカット
①コーナー部分はおさえヘラで押さえた後、ヘラでさらにきめ込みます。
②余分な部分は柄つきカット定規をあてて、カッターナイフで切りとります。
③継ぎ目の部分やコーナー部分はおさえローラーで押さえて仕上げます。※カッターナイフは、常に新しい刃先にして使うとよく切れます。
※カッターナイフや道具を顔や身体に落とさないように注意してください。
元電源スイッチを切ってください。コンセントカバーをはずしてからカベ紙を貼ります。次にカッターナイフで切れ込みを入れ、余分なカベ紙を切り取ります。カバーとのすき間があかないように、カベ紙はひとまわり小さくなるよう切り取ります。最後にはずしたカバーを元の位置に取り付けます。
天井に貼る作業の注意
- 天井へのカベ紙貼りは、高所の作業になりますので、脚立や踏み台は平らな床面に起き、足元をしっかりと安定させてから作業を行ってください。
- 不安定なイス・テーブルなどや老朽化した脚立・踏み台での作業は、危険ですので使用しないでください。
- 慣れない姿勢での作業となりますので、無理をせずに、休憩をとりながら作業してください。
- 気分が悪くなったり、首、肩、腰などに負担を感じたら、作業を中断してください。
- 道具類を顔や身体に落としてケガをしないように、取り扱いには充分注意してください。
- 詳しくは各製品の使用説明をよく読んでからご使用ください。
使用する道具
必要枚数の目安
4.5畳 | 6畳 | 8畳 |
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約81枚 | 約108枚 | 約144枚 |