HowTo講座

塗料の塗り方 屋内の木製品/木製家具・木工品

塗料を塗る場所・材質
家具・木工品・棚

診断 メンテナンス時期

  • 無垢の木製品に着色したい
  • 塗装部分の汚れ・キズが目立ってきた
  • 古い塗料がはがれたり、ツヤを失っている

塗装 作業手順

HowTo動画

注意事項

  • テーブルやカウンターの天面に対応していない塗料を使用する場合は用途に適したニスで保護してください。

1. 下地調整、養生、下塗り

新しい木製家具・木工品の塗装
  • 素材全体にサンドペーパー(#180~#240)で軽く研磨し、研磨カスはよく拭き取ります。木目が深いときは、との粉で目止めをしておきます。ひび割れや傷などがある場合は、ひび割れの幅や深さによって適切な補修材で埋めておきます。

  • 塗料がついては困るところは、マスキングテープなどでおおっておきます。

  • 着色仕上げの場合、水性ステイン/オイルステインなどで着色します。

  • 水性サンディングシーラーを塗り乾燥後、サンドペーパー(#400)で研磨します。

古い木製家具・木工品の塗装
  • ひび割れや傷などがある場合は、ひび割れの幅や深さによって適切な補修材で埋めておきます。

  • 水性サンディングシーラーを下塗りして乾燥後、サンドペーパー(#400)で研磨します。

  • 着色仕上げの場合は、水性ステイン/オイルステインの適切な色を選び着色します。このとき前の色が濃い場合は、塗りにうすい色を選ぶことはできませんので注意します。

  • はがれかかった塗料は、 スクレーパー皮スキを使ってはがし、全体をサンドペーパー(#180~#240)で研磨します。
    あらかじめマスキングテープでおおっておきます。

2. 塗り方

ハケ塗りタイプの場合
  • 下地調整後、目的に合った塗料を選びます。塗料は、使う前に棒などで容器の底から良くかき混ぜて均一にします。塗りにくい時はその塗料にあったうすめ液(5%以内)を入れてください。

  • まずコーナーや細部の塗りにくいところをすじかいバケやミニコテバケを使ってていねいに塗ります。

  • 広い面 はコテバケを使うと便利です。1回目がよく乾いたらサンドペーパー(#320~#400)を軽くかけ2回目を塗ります。

  • 塗り終わり塗料が手につかなくなったら、マスキングテープを取り除きます。

水性ウッドジェルステイン・油性ジェルカラーニスの場合
  • 容器のフタを指で押えてよく振り、中身を混ぜます。フタをゆっくりと開け、容器の口に布をあてて逆さにし、容器の胴体を押して塗料を布につけます。

  • 布についた塗料を木目に沿ってすり込んで仕上げます。2回塗りが標準とします。よく乾いてから2回目を塗ります。

  • 塗り終わり塗料が手につかなくなったら、マスキングテープを取り除きます。

3. あとしまつ

ハケのあとしまつ

塗料のあとしまつ

塗装終了後はただちに塗装用具に付いている塗料をヘラや新聞紙に塗りつけて落とし、水性なら水、油性ならペイントうすめ液で下洗いします。その後、中性洗剤で洗います。ハケ洗い液を用いると中性洗剤で洗う必要はないので、なお便利です。
なお、洗浄中は手袋を着用して、手荒れを防ぎましょう。洗い終わったハケは陰干します。
使い残した塗料はしっかりフタをして保存します。やむを得ず残った塗料を捨てるときは「水性・油性兼用塗料固化材」で固化するか、新聞紙等に塗り広げ、乾かしてから可燃ゴミとして処分してください。

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