HowTo講座

障子紙の基礎知識

おもな材料

パルプ 木材片を砕いて繊維をとりだしたものです。
一般的に市販されている障子紙の主な材料になっています。
レーヨン 木材を原料として製造される再生繊維です。
レーヨンを入れることによって紙の風合いや通気性を高めることができます。
ポリエステル 化学繊維。
ポリエステルを入れることによって紙の強度をはじめ採光性などを高める働きがあります。
ビニロンバインダー 接着剤の効果。
繊維と繊維の間に絡まり、熱を加えることによって強度を増す働きがあります。
麻 、 楮 、三椏 、雁皮 天然繊維。元来、和紙の原料として使用されていた繊維です。
蛍光剤 紙の白さを高める働きがあります。

障子紙のサイズ

一枚貼り 幅は94cm。長さは1.8~15m、障子枠1~8枚分のものがあります。
その他に69cm幅や、135cmの広い幅もあり、丈の長い2.15m〜8.6mのものもあります。1枚貼り障子紙は高さに関係なく貼れます。
美濃判 当社品のサイズは28cm×18.8m。
但し、地域によっては27.2cm〜30.3cmの高さの場合もあります。
半紙判 当社品のサイズは25cm×22.5m
但し、地域によっては24.2cm〜26.6cmの高さの場合もあります。

※地域によってはサイズが異なることがあります。
※昔の紙のサイズは、これらよりも小さいサイズだった。紙は桟と桟の間で継ぎ目が見えるように継ぎ足しながら貼っていました。
今でも茶室などではこのような貼り方が残っています。

貼り方の種類による分類

のり貼りタイプ 昔からの貼り方です。
桟にハケでのりをつけて貼っていきます。のりのつけ方に慣れが必要です。
アイロン貼りタイプ アイロンの熱で接着します。片面にアイロンの熱で溶ける樹脂がついています。
テープ貼りタイプ 専用の両面テープで接着します。

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