2022.10.11
窓ガラスが割れた時の飛散防止対策や防犯対策、断熱効果のためなど様々な理由でフィルムを貼る方が増加しています。
プロに頼まずに窓ガラスにフィルムを貼るのは自分でもできるのかな?と思っている方に向けて、今回はフィルムの貼り方を紹介します。
気泡が入ってしまったり、剥がれてしまったりと難しく感じる窓ガラスへのフィルム貼り。
貼る前のひと手間が大切で、下準備をしっかり行えば意外と簡単に自分でフィルムを貼ることが可能なんです。
自宅のdiyはまず、窓ガラスから始めてみませんか?
その他にもおすすめのフィルム商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
前述の通り、窓ガラスにフィルムを貼る前の下準備はとても重要です。
まずは下準備の方法を紹介します。
窓ガラスにフィルムを貼るときには、洗剤を混ぜた水を大量に使用します。
そのため養生シートやテープを用いて窓下の床や、窓枠の養生が必要です。
最初は施工する窓ガラス周辺のソファやテーブル、カーテンまで全ての家具を移動させて作業をしやすくします。
養生用のシートは、大きめのビニール袋でも代用できます。
水がかかることが故障や漏電の原因になる電気製品などが近くにあり、移動が難しい場合には電源を切ってからしっかりと養生しておいてください。
窓ガラスを掃除する際と、フィルムを貼り付ける際に必要となる洗剤の水溶液を作ります。
水200mlに対して中性洗剤2~3%を1~2滴混ぜたものが、適切な濃度の水溶液です。
水溶液は霧吹きの容器に入れて使用しましょう。
施工する窓ガラスの窓枠やサッシ、表面の汚れやホコリを取り除きます。
まずはキッチンペーパーやスポンジを用いてホコリを落としてください。
次に窓ガラスの表面に、先に作っておいた水溶液を吹きかけます。
ゴムベラやスキージーを上から下に動かし水溶液を落としていき、窓ガラスの表面をピカピカにしましょう。
窓ガラスにフィルムを貼った時の仕上がりや透明度に直接関わってくるのが、窓ガラスの汚れです。
汚れが残ったままだと、フィルムが剥がれやすくなる可能性もあります。
こびりついてしまっている頑固な汚れは、カッターナイフなどを使用して傷がつかないように優しく落としてください。
フィルムを貼るために用意しておきたい道具を紹介します。
上記の道具を用意してから、フィルム貼りを開始しましょう。
フィルムの貼り方を順番に説明していきます。
窓ガラスの寸法を測り、フィルムをカットしていきます。
この時窓ガラスの寸法+3~5cm程度大きめのサイズにカットするようにしてください。
必ず平らな場所でカット作業を行い、ゴミが付着しないように注意しましょう。
窓ガラスの表面に、たっぷりと水溶液を吹きかけます。
水溶液の量が少ないと窓ガラスとフィルムがすぐにくっつき、貼るのが難しくなります。
「多すぎるかな?」と思うくらいにたっぷりと吹きかけるのがポイントです。
さらにフィルムの裏側の粘着面にも水溶液を吹きかけます。
フィルムの裏紙を剥がしながら、水溶液を吹きかけていくのが理想なので、2人で作業するのがおすすめです。
裏紙は角にセロテープを貼り、セロテープを引っ張りながら剥がしていくと上手く剥がすことができますよ。
窓ガラスにフィルムを位置合わせして貼り付けます。
貼り付け終わったら窓ガラスとフィルムの間の水と空気を抜く作業に移りますが、この時は必ずフィルム表面に水溶液を吹きかけてください。
スキージーをフィルムの表面で動かしながら水と空気を抜きますが、この時水溶液を吹きかけていないとガラスフィルムに傷がついてしまいます。
中心から端に水平に強すぎない力で、上下左右にスキージーを動かしましょう。
一度に水と空気を抜こうとはせず、水溶液を吹きかける・スキージーで空気を抜くという作業を何度か繰り返し行ってください。
窓ガラスとフィルムの間の水と空気を抜く作業が完了したら、定規をあてながら余分な部分をカットします。
定規の厚みを利用してカッターナイフでカットすることで、窓枠から2mm程度の隙間を空けてきれいにフィルムをカットすることが可能です。
最後は、もう一度水溶液をフィルムの表面に吹きかけてしっかりと水抜き作業を行います。
この時、窓枠の方に押し出された水溶液をキッチンペーパーやスポンジを使って吸い取り、水分が残らないようにしてください。
水分が残っていると、剥がれやすくなる原因になることがあるので入念な作業が必要です。
窓ガラスにフィルムを貼り終わった後、透明度が悪く見える場合があります。
これはガラスとフィルムの間に少しの水溶液が残ってしまっているせいですが、わずかであれば無理に押し出そうとせず自然に蒸発するのを待ちましょう。
季節や室温にもよりますが、およそ1~2週間で、水分が蒸発しますので安心してください。
ここまでフィルムの貼り方を見ていると、水溶液を扱うのが難しく感じたでしょう。
そこでおすすめしたいフィルムが、水を使わずに貼りつけができるアサヒペンの「シールタイプガラスシート」です。
水を使わずに貼れるだけではなく、特殊構造になっているため作業人数が1人でも気泡を残さずに貼ることができます。
貼り直しも可能で、剥がす時もきれいに剥がせます。
紫外線を99%カットしてくれて、室内の色褪せや変色の防止効果もばっちりです。
窓ガラスが割れた場合も、なにも貼っていない場合に比べて破片の飛散を防止することができます。
窓ガラスにフィルムを自分で貼りたいと思っている方は、意外と簡単に貼れることがわかったでしょう。
万が一の窓ガラスの破損に備えて、ガラスフィルムを貼ってみませんか?
窓ガラスに貼るフィルムの中には、室内の目かくし効果や遮熱効果など様々な効果を期待できるものもあります。
もっと簡単に貼りたいな、と感じた方はぜひ、最後に紹介した「シールタイプガラスシート」を検討してみてください。