2023.05.23
寒さに弱い植物や、越冬させたい植物などを育てる際には、温室が重宝します。とはいえ、自宅に温室がなく、どうしようか頭を抱えている方もいるでしょう。
そんなときは、温室を自作してみてはいかがでしょうか。今回は大切な植物を寒さから守るために、温室を自作する方法をお届けします。
温室を自作する際に必要な材料や、DIY初心者にも嬉しい便利で手軽なキッドなども一緒にご紹介します。
まずは、温室を自作する際に、必要な材料をチェックしていきます。温室と言えば、欠かせないのが透明なシートやパネルです。
農業用のビニールハウスに使われているようなものやアクリル板、ガラス板などを用意するといいでしょう。
素材によってコストや耐久性、加工のしやすさが異なるため、予算に応じた扱いやすいものをチョイスしてみてください。
そして、その透明なシートを固定する、木枠を作るための木材やパイプなども必要です。温室内の温度を管理するために、温度計も購入しておきましょう。
数ある温度計のなかから、最高最低温度が記録できるものを準備しておくと、温室内の温度を上手に管理できるのでおすすめです。
また、大きな温室を作る場合や本格的な温室を設置したい場合には、ヒーターと、自動で温度調節を行うサーモスタットを準備しておくと、よりしっかりとした温度管理ができます。
温室を作る際に必要な材料は、ホームセンターや100均などでも手に入れることが可能です。予算や使いやすさデザイン性などを考慮して、お気に入りの材料を調達しましょう。
「材料をそろえるのが面倒…」「もっと簡単に自作したい」「大きい温室が必要」という方は、簡単なのに本格的な温室が作れるDIYキッドがおすすめです。
数ある商品の中から、おすすめの人気キッドをご紹介します。また、あると便利なグッズも発見したのでチェックしてみてください。
アサヒペンから登場している「プロ用温室 ヒロガーデンライト タイプA」は、プロも愛用している本格的な温室が作れるキッドです。
パイプ埋め込み式で屋根はかぶせるだけという、組み立てやすさが考慮された設計で、植物などの越冬に重宝します。
高さは215㎝もあるので、大きめの植物も入れることが可能です。
また、パイプドアが設置されているため、出入りもラクラク。
比較的大型の温室なので、たくさんの植物を育てたい方に向いています。
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「パネルヒーター Zサーモ付|SPZ-200」は、小型の温室に適したヒーターです。
温室内を温かくしてくれるため、植物にとってよりよい環境づくりをサポートしてくれます。
家庭用のコンセントで使用することが可能で、安全面に考慮した温度ヒューズが内蔵されているのもおすすめポイントです。
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自作で温室を完成させるのは一見難しそうに思えますが、実は意外と自作できます。
ここでは、ベランダに置くことができる中型程度の温室を自作する方法をご紹介していきます。
温室を自作するには、いくつか方法があるので、予算や見た目などを考慮しつつ、トライできそうな作り方に挑戦してみてください。
必要な材料が準備できたら、さっそく温室を自作してみましょう。
まずは温室の骨組みとも言える、木枠を作ってきます。
必要な大きさの木材をカットしてネジなどで固定して木枠を作りましょう。
木枠ができたら裏面からビニールシートなどを貼り付けます。
この木枠は側面部分と屋根部分にあたるので5枚必要です。
あとは、底になる部分の土台を作って全てのパーツを組み合わせてきます。
屋根の部分は、蝶番などを使って固定して、出入り口を確保してください。
ホームセンターなどでよく見かけるメタルラックは、温室を簡単に自作したい方にピッタリなアイテムです。
お好みの大きさのメタルラックに、発泡スチロール系の断熱材を結束バンドなどで固定し、全体にビニールシートをかぶせれば完成します。
メタルラックの淵をさらに木枠で装飾すれば、強度とおしゃれさがアップするので、より凝った温室を自作したい方は試してみてくださいね。
木枠を作るは難しそう…と感じる方は、100均などでも手に入るフォトフレームを活用してみるのがおすすめです。
フォトフレームには、アクリル板がセットになっていることがほとんどなので、土台や屋根といった部分の木材をプラスして組み立てるだけで、簡単にキレイな形の温室が自作できます。
アクリル板の温室には、蝶番やキャスターを取り付けて、使いやすさも考慮してみてください。
大きめの温室を自作したいときには、フォトフレームを2つほど組み合わせて1面を作るとサイズアップできます。
保温性に優れた発泡スチロールも自作で温室を作るのにはぴったりです。
発泡スチロールの温室は、底の部分に排水用の穴を数カ所開けるだけでOKです。
より温かさを重視したい方は、シートタイプのヒーターとすのこを発泡スチロールの底に敷くという方法もあります。
発泡スチロールはスーパーなどで譲ってもらえることもあるようなので、コストを抑えて温室を自作したい方にもぴったりです。
太陽があるうちは蓋を開けて、夜になったら蓋を閉めて使うだけでOK。作り方も使い方も簡単なので、サクッとDIYしたい方におすすめです。
温室は、ホームセンターや100均などで手に入る身近な材料で自作できるので、DIY初心者でも比較的トライしやすいと言えます。
より本格的な温室を自作したいときには、便利なキッドを購入するのもおすすめです。使いやすいサイズ感や自宅の雰囲気に合うデザインなどを意識して、お気に入りの温室を自作してみてください。
意外と手軽に作れる温室で、大切な植物を寒さから守りましょう。