2022.10.11
ガーデニングを趣味とする方にとって、悩みのひとつに雨があるでしょう。
特に梅雨の時期など雨の日が続くと植物が枯れてしまうため対策に苦心していませんか。
そこでおすすめしたいのが簡易温室です。
この記事では簡易温室の使い方や人気の商品について紹介します。
ぜひご自身のガーデニングに合うアイテムを見つけてください。
温室といえば、農家の持つ大きなビニールハウスのようなものを浮かべるかもしれません。
ここで紹介する簡易温室は、一般家庭の庭やベランダにも設置できるサイズであることからミニ温室と呼ぶこともあります。
簡易温室用のキットなども販売されていますが、100均などで手に入るような材料でDIYすることも可能で、ビニールなどの軽くて扱いやすい素材を使っていることが特徴です。
手軽にコストをかけることなく設置できるのも簡易温室のメリットでしょう。
簡易温室にはどのような効果があるのでしょうか。
温室内は外気温より気温を上げることで保温ができ、霜や冷気から植物を守ることもできます。
本来なら温かい地域に生育しているような植物を育てることができたり、寒い時期に越冬を助けたりすることができるでしょう。
住んでいる地域の気候に影響を受けないため、栽培できる植物の幅が広がりますね。
珍しい品種を育ててみたという方にはおすすめです。
簡易温室は単体で使用するより、さまざまなものを組み合わせて使用することで効果アップが期待できます。
たとえば、温室の床部分は隙間ができやすいため、発泡スチロールやダンボールなどを使うことで冷気の出入りを防ぎやすくなります。
夜間は温室の周りに緩衝材のプチプチを巻きつけると温度低下を防ぐことが可能です。
ビニールなどを二重、三重にしても効果的です。
なかでも最も効果があるのが簡易温室用ヒーターでしょう。
簡易温室用のヒーターやサーモスタットのセットも販売されていますよ。
とはいえ、暖房器具を使用すると電気代が気になるもの。
そんなときは夜間と朝だけでも暖房をつけておくと有効です。
温室が小さいようなら電気毛布や湯たんぽでもOK。
梅雨や長雨対策にピッタリな簡易温室を紹介しましょう。
パイプを差し込むだけで簡単に組み立てることができます。
最下段以外の棚板は左右に分かれるため、背の高い鉢でも収納OK。
ビニールカバーは縦ファスナー付きで開閉がスムーズに行えるためお手入れがしやすいでしょう。
温室が必要ないときは、ビニールカバーを外せばフラワースタンドとして利用できます。
パイプを差し込みだけの簡単組み立て。
プランターや鉢植えにかぶせるだけで設置でき、市販の60センチ幅のフラワースタンドがしっかり納まります。
ファスナー開閉できる窓付きでお手入れも簡単。
植物だけでなく戸外収納物のホコリや雨除けとしても利用可能です。
上部にロフトスペースを設けることで、ジョーロやスコップなどのお手入れ用品も一緒に収納が可能。
市販の90センチ幅のフラワースタンドがすっぽり納まるサイズ感でありながら、丁寧な説明書付きなので組み立ても簡単にできちゃいます。
本格派におすすめのプロユース資材を使用。
パイプ埋め込みタイプのハウスなので、雨風から植物をしっかり守ってくれます。
出入り口が大きくとってあり、ハウス自体の高さも2メートルあるため、快適に植物のお手入れができるでしょう。
>>苗帽子3号
小さな苗を守りたいという方におすすめ。
耐久性・保湿力に優れており、何度も使えるコスパのよさが嬉しいですね。
雨風や霜だけでなく、害虫や動物のイタズラ防止にも効果的です。
続いて簡易温室と一緒に使いたい関連商品を紹介します。
・カゴトレー
ポリポット苗や育苗をまとめて保管できます。
運搬するときもトレーにのせたままでOK。
苗木ポットの転倒や土こぼれの防止に効果的です。
>>カゴトレー小浅
サイズ:342mm×505mm×55mm
>>ニューTOトレー 15cmポット用
サイズ:450mm×450mm×130mm
ポット数:9個
・珪酸塩白土
流失しやすい肥料分を引きつけ貯蔵する珪酸塩白土によって、植物の根を守り発育をサポートしてくれます。
水を浄化する作用もあり、水ゴケや植込み用材も傷みにくいです。
>>ミリオンA|500G|ソフト・シリカ|土壌改良 根腐れ帽子 水耕栽培 切花延命剤
・鉢底ネット
鉢植えの排水性や通気性を良くすることで、植物の根腐れを防ぎます。
中央に穴のあるポットや鉢に使用するとよいでしょう。
アガベやコーデックスなど、長雨に注意が必要な植物のガーデニングにおすすめです。
梅雨の時期でも育てやすい植物といえばアジサイです。
アジサイは12月から2月ごろに鉢植えをし、3月に1回、花後の7月ごろに1回肥料を与えるようにします。
アジサイは土壌がアルカリ性であれば赤色や桃色に、酸性であれば青色の発色が良くなるという情報があります。
発色をよくするためにも肥料にはこだわりたいですね。
では、発色を良くしてくれる肥料を紹介しましょう。
青色の発色を良くするには、土壌を酸性にしてアルミニウムイオンを吸収しやすくすると良いとされています。
生育に必要である栄養をバランスよく配合し、青アジサイが好む酸性になるよう調整されていますよ。
赤色の発色を良くするには、土壌をアルカリ性にしたりリン酸成分を高めたりするとよいとされています。
青アジサイとは逆で、アルミニウムイオンの吸収を抑えることが必要です。
生育に必要である栄養をバランスよく配合し、赤アジサイが好むアルカリ性になるよう調整されています。
梅雨の時期でもガーデニングを楽しむには簡易温室がおすすめです。
簡易温室は自身で作ることも可能ですが、簡単に組み立てられる商品も多く販売されています。
お手入れがラクになるグッズも多数揃っており、上手に取り入れることで簡易温室の効果アップが期待できるでしょう。
ぜひ育てたい植物にあったアイテムを見つけてみませんか。