2023.02.16
部屋の雰囲気を変えたいと思ったとき、大きく印象が変えられる場所のひとつが壁紙です。
しかし、一から壁紙を剥がして貼り替えるのは大仕事です。とくにDIY初心者の人にはハードルが高いですよね。
また、賃貸の部屋の場合は個人での壁紙の貼り替えを許可してもらえる物件は多くありません。今回は、そんなときでも手軽に壁紙の貼り替えを行えるアイテムをご紹介します。
DIY初心者の人でも簡単に行えるよう、貼り替え方法も動画付きでまとめているので参考にしてください。
目次
まずDIY初心者の方や壁紙の貼り替えが初めてという方におすすめなのが「フリース製カベ紙」です。
特殊紙のフリースをベースとしており、伸び縮みの少ない壁紙です。
ここでは、フリース製カベ紙おすすめのポイントをまとめました。
壁紙によってはすでにのりがついているものがあります。
のりを作らなくていいぶん作業工程を減らすことはできますが、とても重いのが難点です。
フリース製カベ紙はのりが付いておらず、軽いのが特徴。
女性でも簡単に持ち運べる重さです。また、肩幅サイズなのでロール状に丸めても大変コンパクトに収まります。
一般的な壁紙は幅が約90cmであるのに対し、フリース製カベ紙の幅は53cm。持ち運びはもちろん、広げて貼り替え作業も行いやすくなっています。
壁紙の貼り替えで難しい点として挙げられるものに、シワがあります。
シワになりにくい壁紙であれば作業も簡単に進むのに…というユーザーの思いを叶えたのがフリース製カベ紙。
シワになりにくく、DIY初心者でも安心して貼り替え作業を進めることができます。
壁紙の貼り替え作業中にシワを気にしながら貼ったり、完成後にシワが寄ったりしているのに気付いた…というストレスや悩みからも解放されますよ。
壁紙の貼り替えを行う際、貼り直しや位置合わせも自由に行えると嬉しいですよね。
ちょっとずれてしまった!というときでも、フリース製カベ紙ならのりが乾くまでは貼り直し可能。慌てることなく修正することができます。
のりは「フリース製カベ紙用粉のり」を使えば下地も傷めず綺麗にはがすことができますよまたほかの壁紙に変えたいというときの貼り替え作業も楽々です。
実際にフリース製カベ紙を使って貼り替えを行う手順を紹介しましょう。
動画でわかりやすくまとめているので、文章とあわせて活用してください。
フリース製カベ紙の貼り方
ここでは、壁紙の貼り替え前に用意するものをまとめました。
おすすめアイテムも載せているので、DIYや壁紙の貼り替えが初めてで何を購入するか迷った場合などに参考にしてください。
おすすめ道具
1.のりの準備
壁紙の貼りつけ作業に入る15分前にのりを作りましょう。
カベ紙用粉のりを開封し、水に溶かして1~2分混ぜて作ります。
15分放置したあと、使う前に再度よくかき混ぜてください。
2.貼る前の準備
壁紙を貼る面の表面を水拭きして、ホコリや汚れ、ヤニなどを取り除きます。
また、床や巾木などの汚れては困る場所を養生しておきましょう。
水拭きで取れない汚れがあったり、水を吸い込んだりしてしまうような壁紙にはフリース製カベ紙を貼ることができないので注意してください。
3.壁紙のカット
柄の向きを確認し、貼りたいサイズにカッターナイフでカットしていきます。
定規を使い、正確に行いましょう。
4.のりを塗る
貼る位置を決め、のり塗布用ローラーやのりハケでのりを塗ります。
ビニル袋などをはめて1.で準備したのりをたっぷりと塗っていきましょう。
このとき、壁紙を貼るエリアの左右を少し広めに塗っておくのがポイントです。
5.壁紙を貼る
あらかじめ5円玉などのおもりをつけた糸を吊り下げて垂直線を出し、垂直線を目安に壁紙の上方を仮止めします。
おさえハケなどを使い、中心から両側へ空気を押し出すように貼っていきましょう。
シワになったりずれたりしてしまった場合は、その部分まではがして貼り直します。
6.仕上げ
壁紙の周囲をおさえローラーやおさえハケを使って軽く押さえていきます。
余分なのりは、水で濡らしたスポンジなどで拭き取ってください。
7.2枚目を貼る場合
柄が1枚目と同じ向きになるよう1枚目の壁紙の端につきつけて貼ります。
つなぎ目をおさえローラーなどで押さえて仕上げましょう。
6.と同じ手順で仕上げれば、完成です!
一見ハードルが高い壁紙の貼り替えも、フリース製カベ紙を使えば簡単です。
DIY初心者がつまずきやすいシワなどのポイントもクリアしているので、ぜひ気軽に壁紙貼り替えに挑戦してみてください。
リビングや寝室、トイレなどを自由に好きな雰囲気に変えることができますよ。