2023.09.19
2023.9.19
インテリア
【フローリングの張り替え】費用相場や手順、賃貸での施工について解説！
長期間使用したフローリングの傷を隠したり、お部屋の雰囲気をガラッと変えたりするためにフローリングの張り替えを検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に張り替えるには費用や賃貸条件、手間などがネックになることも。
今回はフローリングの張り替えについてまとめました。張り替え費用や賃貸で張り替えをする際に知っておきたいこと、置くだけの床タイルを使ったDIY手順などを解説していきます。
この記事の監修者
目次
フローリングの張り替え費用はどのくらい？
フローリングの張り替えを行うにあたって、気になる要素の一つとして費用が挙げられます。DIYするか、プロの業者に依頼するかで費用が異なるため、それぞれの相場を見てみましょう。
DIYする場合の相場
＜フローリング張り替えに必要な費用相場（DIY）＞
6畳分：18,000〜55,000円前後
DIYでフローリングを張り替える場合、費用に大きく関わってくるのが張り替えるフローリングやタイルの価格です。一般的に、1セット3,000〜10,000円程度が相場。1セットの枚数にもよりますが、6畳分で平均6セットほど必要です。
ゴムハンマーやカッターなどの工具を揃える場合はプラスで3,000円程度必要になります。ただし、本格的な工具を揃える場合には数万円以上の費用が必要です。
作業の手間がかかる分、費用はかなり抑えることができるのがやはりDIYのメリット。費用が抑えられる分、気分が変わったら別のフローリングに張り替えてインテリアを楽しむこともできるのがうれしいポイントです。
業者に依頼する場合の相場
＜フローリング張り替えに必要な費用相場（リフォーム業者）＞
6畳分：60 000〜200,000円前後
業者にフローリングの張り替えを依頼する場合、やはり費用はぐんと上がります。
既存のフローリングの上に重ねて張る場合、既存の床を剥がして新しく張り替える場合、畳からフローリングに張り替える場合などのそれぞれで費用の相場が異なり、もっとも手間がかかる畳からフローリングへの張り替えが相場も高くなっています。
費用がかさむ分、プロによる施工で手間がかからないのはもちろん、美しい仕上がりに。
フローリングの張り替えで重要視するのが費用か、クオリティや手間のかからなさかによって、どちらが自分に適切かを判断するといいですよ。
マンションや賃貸でのフローリング張り替えについて
フローリングの張り替えを検討すると、懸念されるのが原状回復です。
分譲マンションなど、自分が所有するマンションでは、フローリングの張り替えが認められているので原状回復の心配は必要ありません。
しかし、賃貸マンションでは退去の際に原状回復が必要になるのが一般的。退去時に費用を自己負担しなければならなくなるため、原状回復ができるフローリングの上に重ねて設置するのがおすすめです。また、原状回復時に費用を支払えばいいからといって、勝手にフローリングの張り替えを行うのもトラブルに繋がります。必ず管理会社や大家さんに相談しましょう。
さらに、どちらの場合も施工の際に近隣への迷惑がかからないように配慮する必要があります。時間帯を選ぶ、騒音の心配がある場合は近隣へ声をかけたり管理会社に相談したりと、対策を考えておきましょう。
“置くだけ”のフローリング張り替え「JOINT-LOCK pietra」
DIYで手軽にフローリングを張り替えたい方におすすめなのが、アサヒペン「JOINT-LOCK pietra」です。
接着剤や釘が必要なく、「サネ」と呼ばれるつなぎ目部分をはめ込むことでしっかりと設置可能。置くだけの設置なので賃貸住宅での使用もOKです。
使用できる場所も、木、コンクリート、化学タイル、クッションフロア、フローリング、タタミなどと幅広く、どんな部屋にも活用できてインテリアの雰囲気を変えるのにぴったり。
カラーはお部屋の雰囲気に合わせて上記の4色から選ぶことができます。
今回は、この「JOINT-LOCK pietra」を使用したフローリングの張り替え手順をご紹介していきます。
【動画付き】フローリングの張り替えDIY手順
準備するもの
準備するものは以下の通りです。
・「JOINT-LOCK pietra」（6畳で6.5ケースが目安）
・定規
・当て布
・ゴムハンマー
・大型カッター
・カッティングマット
・鉛筆
・割り箸（スペーサー用）
・プライヤー
フローリング張り替えの手順
https://youtu.be/mSmOXcJxNRE
1.「JOINT-LOCK pietra」のはめ込み方
まずは「JOINT-LOCK pietra」のはめ込み方を理解しておきましょう。このように、4辺それぞれが雌サネと雄サネに分かれています。BにはAを重ねるようにはめ込み、DにはCを重ねるようにはめ込んでつなぎ合わせていくのが基本です。
2. 下準備を行う
敷くところの下準備を行なっていきます。まずは汚れやゴミをしっかりと取り除いたら、壁際から4mm以上の隙間をあけるため、上図のように全ての壁際に割り箸を設置しましょう。床暖房がある場合は、6mmを目安にしてください。
3. 部屋の左端から敷いていく
部屋の左角がAとCになるようにして敷いていきます。はめ込む際には、上に当て布を敷き、その上からゴムハンマーで軽く叩いてください。
4. 列の最後をカットする
列の一番最後にきたら、横幅を合わせるためにカットします。カットしたい長さの幅を測って鉛筆で印をつけたら、大型カッターと定規を使って切れ目を入れていきましょう。切れ目を入れたあと、ポキっと折るようにすると簡単に切り離せます。カットできたら同じようにはめ込みましょう。
5. 2列目以降の左端は前列の切れ端を使う
前列の最後を2列目の頭に使用していきます。合わせたときに上図のように15cm以上ずらすことができると、バランスよく仕上がります。
DにCを斜めに傾けながら合わせ、奥まで差し込み、そのままゆっくりとおろしはめ込んで
いきます。
6. 最後の列をはめ込む
最後の列も、長さと幅を手順4と同じ要領でカットしていきます。全て敷き終わったらスペーサーとして設置した割り箸を取り除いて完成です。
部屋全体に敷き詰めない場合は、最後の列の端に「JOINT-LOCK pietra専用 段差見切り材」
を上図のように設置すると見栄えが良くなります。
フローリングを張り替える際の注意点
「JOINT-LOCK pietra」でフローリングを張り替える際に注意しておきたい点として次のポイントをおさえておきましょう。
・室温10～28℃の環境下で作業する
・室温が10℃以下の場合は部屋を暖め、作業前後24〜48時間は室温を保つ
・温度や湿度によって膨張することがあるため、「JOINT-LOCK pietra」と壁や家具の間は4mm以上の隙間を必ずあける
また、どのようなフローリングを使用する際も、床暖房との相性は確認しておきましょう。「JOINT-LOCK pietra」では、電熱式（シート式）床暖房の上には使用できません。また、適応している床暖房でも、27℃を超えないようにする必要があります。
まとめ
以上、フローリングの張り替えについてでした。フローリングは部屋の印象に大きく関わるので、模様替えにぴったりです。
プロに頼んで張り替えてもらうのももちろん良いですが、DIYで張り替えることで部屋に愛着が湧き、自宅での時間が楽しくなりますよ。DIY初心者の方でも比較的作業しやすいので、ぜひ「JOINT-LOCK pietra」を使ってフローリングの張り替えにチャレンジしてみてくださいね。
