2023.02.16
季節によって大きく変動する水道光熱費。
夏と冬に請求書を見るのが怖いという方も多いでしょう。
そんな方に向けて今回は、水道光熱費の節約方法をご紹介します。
また、こまめに電気を消したり、お湯より水を意識して使ったりするなど、今すぐできる節約方法や効率よく節約できる便利アイテムも併せて解説。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは総務省の統計をもとに水道光熱費の相場をチェックしてみましょう。
2020年における水道光熱費の全国平均は1か月につき18,306円でした。
内訳としては水道、電気、ガス、そのほかの光熱費です。
そのほかの光熱費には灯油や石油、まきが含まれています。
水道光熱費は1世帯あたりの人数によって大きく変化します。
家族構成別におおまかな水道光熱費平均をご紹介しましょう。
一人暮らしの水道光熱費の平均は11,653円です。
内訳としては、水道が2,120円、電気が5,700円、ガスが3,012円、そのほか821円となっています。
二人暮らしの水道光熱費の平均は19,599円です。
内訳としては、水道が4,098円、電気が9,654円、ガスが4,488円、そのほか1,359円となっています。
四人家族の水道光熱費の平均は23,732円です。
内訳としては、水道が5,953円、電気が11,761円、ガスが5,129円、そのほか889円となっています。
水道光熱費のうち一番高額になるのは電気であり、総額の約半分を占めています。
また、水道光熱費は季節によっても金額に差が発生しやすく、とくに電気とガスに関しては冬場が一番高額に。
夏よりも冬の方が室温と外気温に差が大きく、その分暖房器具を使用するため電気とガスが高くなります。
日照時間が短くなることにより照明を使用する時間が長いことも原因のひとつです。
ここからは、水道、ガス、電気別に節約方法を紹介していきましょう。
お風呂やシャワーなどの回数が増えがちな夏は、水道料金が上がる傾向にあります。
すぐに試すことができる水道料金の節約方法をご紹介しましょう。
水を大量に使うお風呂では、必要以上にシャワーを出さないのがポイントです。
体や頭を洗っているときはこまめにシャワーを止めるようにしましょう。
加えてシャワーヘッドを節水タイプのものや、手元で簡単に水を止められるものに替えるとさらに節水に繋がります。
野菜を調理する前に洗ったり、食後の食器を洗ったりする際に水を使うことから、料理をするときにも注意が必要です。
野菜を洗うときは流水ではなく、ボウルに水を溜めて洗うと、必要以上に水を流すこともありません。
食器は手洗いではなく、食洗機でまとめて洗うことをおすすめします。
家庭の水道使用量のなかでも多くの割合を占めるトイレ。
トイレの水を流す際は、大小レバーを適切なときに使い分けましょう。
毎日使用するトイレだからこそ、少しの心がけで大きな結果を実感できるはずです。
また、通常のトイレよりも水の使用量が抑えられる「節水トイレ」もあるので、引っ越しやリフォーム予定がある方はぜひ検討してみてください。
ガス代を節約するポイントをご紹介します。
冷めた湯船をあたためるときに便利な追い炊き機能。
ですが、何度も追い炊きするとその分ガス料金が上がってしまいます。
なるべく家族のお風呂の時間を合わせて、すき間時間がないよう心がけましょう。
冬に冷水で食器を洗うのは辛いことですよね。
しかしだからといって常にお湯で食器を洗うと、一気にガス代が上がります。
手洗いの場合は、ゴム手袋を着用すると冷たさが軽減され、洗いやすくなりますよ。
野菜の加熱やお湯を沸かす際に、電子レンジや電気ケトルを利用することでガスの使用量を抑えられます。
鍋やフライパンを使用する際は、底から火がはみ出ないように火力を調節するのが節約のコツです。
また、ガスコンロの掃除をせずに放置すると、焦げやホコリなどで噴出口が塞がれて熱効率が悪くなる原因に。
こまめにチェックして、ガスコンロの清潔を保ちましょう。
家庭で一番高額になりがちな電気料金の節約方法をご紹介します。
電気料金にはいくつかプランが用意されていることが多いため、今一度自分のライフスタイルに合ったプランなのか見直すのがおすすめです。
共働きで日中自宅の電気をほとんど利用しない家庭は、夜間に料金が安くなるプランにするとお得に。
また、電力会社は自由に選べるため、今の電力会社が割高に感じる方やちょうどいい料金プランがない方は、ほかの電力会社を検討してもいいでしょう。
壊れるまで使いがちな家電ですが、古いものは消費電力量が大きく、新しい物に比べて電気代が高くついてしまうことも。
年に換算すると万単位の節約になることもあるため、古い製品を使用している場合は家計や環境のためにも買い替えるのがおすすめです。
環境省は室内温度について、夏は28℃、冬は20℃を推奨しています。
設定温度を1℃変えるだけで10~13%の節電効果があるとしており、無理のない範囲で適正温度に設定するのが冷暖房費節約のポイントです。
また、カーテンで日差しや冷気を遮断したり、洋服を調節したりすることで、エアコンの使用を最低限にするのも節電に繋がります。
節電のポイントをご紹介しましたが、ここからはさらに節電に繋がるおすすめ商品をチェックしていきましょう。
電気代の中でも高額になりがちなエアコン。
そんなエアコンの節電をサポートするアイテムでおすすめなのが、アサヒペンの「ガラス用遮熱シート」です。
太陽の日差しをカットすることで、室内温度の上昇を防いでくれます。
貼るだけで効果があるため、エアコンを過度に稼働させる必要がありません。
ガラス用遮熱シートには「クリヤタイプ」と「カラータイプ」の2種類があります。
クリヤタイプは透過率が高く、通常の窓に近い見え方ながら日差しも約40%カットする商品です。
カラータイプはクリヤタイプほど透明感がないものの、日差しは約80%カットするうえ、ガラス飛散防止効果も。
どちらの商品も水で貼りつけるタイプなので、簡単に原状復帰が可能です。
商品URL:
ガラス用遮熱シート
水を使用して簡単に貼り付けられる遮熱シートですが、シワを伸ばしたりカットしたりするときは専用グッズがあるとさらに仕上がりがよくなります。
ガラス用遮熱シートを製造しているアサヒペンから販売されているグッズを2点ご紹介しましょう。
まずは「ワッペンシート用おさえヘラ」です。
こちらは遮熱シート貼りつけ時、シートとガラスの間に入った水と空気を抜いて、シワを伸ばしたりする際に使用します。
塩化ビニル素材のヘラで効率よく作業を進めることが可能です。
続いては「柄つきカット定規」。
カットしたい部分に定規をあてることで、シートをきれいにカットできます。
遮熱シート以外にも、ふすま紙・クッションフロア・障子紙などを貼る際にも利用できるため、1つ持っておくと重宝するでしょう。
商品URL:
ワッペンシート用おさえヘラ
今回は水道光熱費の相場や節約方法、節電に役立つ便利グッズをご紹介しました。日ごろの小さな心がけも大切ですが、便利グッズにも頼って効率よく節約するのもおすすめです。とくにオール電化を採用している戸建やマンションの方は、電気代が高くなりがち。少しでも出費を抑えるためにもぜひご紹介した節約方法を試してみてください。