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コンクリートのひび割れ原因とは?補修は自分でできる?

とても硬く耐久性に優れたイメージのあるコンクリートは、道路やトンネル、住宅などによく使われる、私たちにとって身近な素材のひとつです。

丈夫な一方でよくひび割れする素材でもあるため、自宅にあるコンクリートの塀や壁などがひび割れしてしまって、悩んでいる方もいるでしょう。

そこで今回は、コンクリートのひび割れの原因から対処法までを一挙にご紹介します。

また、コンクリートのひび割れ予防策やおすすめ商品なども一緒にお届けしましょう。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


コンクリートがひび割れる原因と種類

コンクリートのひび割れには、多くの原因があります。

まずは、コンクリートがなぜひび割れするのか、代表的な原因をご紹介しておきましょう。

環境の変化やコンクリートの性質が影響して起こるひび割れ

コンクリートのもととなるセメントは、水と混ぜると水和反応が起こり、徐々に温度が上昇します。

およそ80~100度程度まで温度が上昇した後、5日程度かけて収縮しながらゆっくり外気温と同じくらいの温度に下がって硬化していくのが一般的です。

コンクリートの温度が高くなれば体積は膨張し、温度が下がれば収縮するため、引張応力がかかり、ひび割れが起こってしまうことがあります。

また、コンクリート内部には水分が含まれており、この水分が大気の乾燥によって徐々に蒸発すると、体積が減少し収縮するため、ひび割れしてしまうケースも。

ほかにも、寒冷地などの寒暖差が激しい場所や、排気ガスや酸性雨などによってコンクリート内部の鉄筋などが腐食して起こる中性化などもコンクリートのひび割れを原因になるので覚えておきましょう。

施工によるひび割れ

施工が原因で起こるコンクリートのひび割れの代表的な例は、地盤沈下によるものやコンクリートが固まっていく過程で強い振動を与えた場合などです。

また、はじめに打ち込んだコンクリートと、その後に打ち込んだコンクリートの継ぎ目がうまく一体化していないコールドジョイントもひび割れの原因のひとつと考えられます。

ほかにも、建物にコンクリートを施工する際に使用する型枠に不具合がある場合もひび割れを引き起こす可能性があります。

劣化によるひび割れ

車の往来や積雪など、コンクリートの強度よりも低い荷重作用を何度も受けることにより徐々に劣化してひび割れてしまうことがあります。

疲労損傷や疲労破壊などと呼ばれることもあり、主に道路橋床板によく見られるひび割れの種類です。

また、コンクリートに含まれるアルカリがコンクリート内の隙間にある水溶液に溶け出すことで水酸化アルカリが発生し、膨張することでひび割れることもあります。

この水酸化アルカリによるひび割れをアルカリ骨材反応と呼び、劣化によるひび割れの代表的な例です。

コンクリートがひび割れた時の対処方法

コンクリートがひび割れた時の対処方法

もしもコンクリートがひび割れてしまった場合は、以下の手順で対処することができます。

  1. まずコンクリートのひび割れている部分の表面に付いた泥やゴミなどの汚れを落としましょう。
  2. ひび割れに補修材を強めに押し込みます。
  3. 最後にはみ出た補修材をふきとったり洗い流したりして処理すれば完了です。

コンクリートのひび割れ補修材は、一般的なコンクリート用補修材をはじめ、濡れた施工部位に使う水中用補修材、手でこねて使うパテタイプの簡易補修材などがあります。

補修したい場所に合わせて、適切な補修材を選びましょう。

小さなひび割れであればある程度自分自身で補修することができますが、あまりにもひび割れが大きい場合や、補修後にひび割れが広がってくる場合などはプロに一度見てもらうのがおすすめです。

コンクリートのひび割れは予防できる?

自宅などの大切な場所に設置したコンクリートは、できるだけひび割れのリスクを軽減したいものですよね。

そこで、ひび割れをできる限り予防するための方法をご紹介しましょう。

乾燥や環境の変化によるひび割れ予防策

乾燥によるひび割れには、膨張剤収縮低減剤などの使用や、コンクリートの表面に目地を入れるなど、一工夫することである程度リスクを軽減できるはずです。

温度変化によるひび割れには、養生をして急激な温度変化をしないよう配慮したり、水和熱の小さいセメントを選んだりなどの対策法を試してみてください。

また、耐久性のある素材を選ぶことや、中性化を予防する塗膜防水材を活用するなどの方法があります。

施工によるひび割れ予防策

地盤沈下やコールドジョイントなどによるひび割れを予防するには、一般的には鉄骨を入れて補強します。

また、施工を手早く丁寧に行うこと強度のある型枠の使用設計通り忠実に型枠を作ることも重要ポイントと言えるでしょう。

劣化によるひび割れ予防策

劣化によるひび割れリスクを極力軽減するためには、コンクリートにコーティングを施して耐久性や防水性の向上を図るのがおすすめです。

また、補強工事を行う予防策もあります。

コンクリアでコンクリートのひび割れ被害拡大を防止

コンクリアでコンクリートのひび割れ被害拡大を防止

コンクリートのひび割れでお悩みの場合はコンクリアがおすすめです。

コンクリアを塗ることでコンクリートに浸透しガラス質の強化層を形成するため、耐摩耗性のアップ劣化の防止防塵酸性雨による中性化防止などの効果が期待できます。

コンクリートの風合いを活かしたシックな光沢のある表面に仕上がるのも特徴で、コンクリート特有の手に付着する白い粉塵の発生を抑制してくれるメリットもある優れものです。

使用後の後片付けも水で行うことができるため、DIY初心者の方にとっても取り扱いやすいでしょう。

>>コンクリア

まとめ

コンクリートは、住宅に用いられることも多い、私たちの生活に密着した素材です。

まずはコンクリートがひび割れする原因をしっかり把握して、あらかじめ予防策を講じておきましょう。

万が一ひび割れしてしまった場合は、コンクリアのような塗材を使ってみるのもひとつの方法です。

ご紹介した原因や予防法、対処法などを参考に、できるだけ長い期間、よい状態をキープできるように工夫してみてください。

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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