2021.11.19
自宅などのブロック塀をより素敵に仕上げるため、塗装をしようと考えたことはありませんか。
いざブロック塀を塗装しようと思っても、具体的なやり方がわからなければ失敗する可能性もあります。
そこで今回は、ブロック塀を上手に塗装する方法や注意点、おすすめの塗料などをご紹介しましょう。
塗料などの基本的な材料のほかに、準備しておくと便利な道具もお届けするので、ブロック塀をDIYする際に役立ててみてください。
目次
まずはブロック塀を塗装する際の基本的な方法をご紹介します。
具体的な作業の流れを把握して、美しいブロック塀を完成させましょう。
ブロック塀を塗装する前に、まずは泥やコケ、ほこりや古い塗膜などの汚れを落としましょう。
ワイヤーブラシやデッキブラシを使ってこすり洗いしたり、高圧洗浄機を活用したりしてブロック塀をきれいにします。
汚れがきちんと落ちていないと、塗料の密着性が弱まるので注意が必要です。
ブロック塀をきれいに掃除したら、24時間以上かけてしっかり水分を飛ばして、塗装後にブロック塀表面が膨れないように下準備しましょう。
ブロック塀の水分がしっかり抜けたあとは、ひび割れや穴、目地を樹脂モルタルなどを用いて埋めます。
あとは塗装しない部分や地面など、汚したくない箇所をマスキングテープや新聞紙などで覆えば、下準備の完了です。
丁寧に下準備をしたら、下塗り用の塗料を塗りましょう。
下塗り用塗料を塗ることで、ブロック塀が塗料を吸い過ぎるのを防止して、密着度をアップできます。
ローラーを使って広い範囲を塗り、細かい部分はハケなどを活用するとうまく塗ることができます。
下塗り用の塗料が乾いたら、いよいよ塗料を塗っていきましょう。
まずは目地や端などの細かい部分を刷毛で塗り、全体をローラーで仕上げていきます。
このとき、塗料の厚みができるだけ均一になるように意識して塗るのがコツです。
塗料が乾いたら、再度細かい部分をハケで塗ったのち、全体をローラーで塗って仕上げます。
塗り終わったらいろいろな角度からブロック塀を見て、塗り残しがないかを確認しましょう。
塗料を塗り終わったら、完全に乾く前に養生しておいたマスキングテープなどを剥がし、しっかり乾燥させれば完成です。
もしも塗り残しがあった場合には、塗料がしっかり乾いた後にハケを使って塗り直しましょう。
塗装に使用したローラーやハケなどは、早めに洗っておくとこびりつきを防ぐことができます。
ブロック塀は耐久性と対候性に優れていますが、長期間雨風にさらされるとコンクリートがもろくなったり、雨水がしみ込んで内部の鉄筋がさびたりして、ゆっくりと劣化が進んでいきます。
ブロック塀に塗装を施すことで表面を保護し、できるだけ劣化の進行を遅らせられるのが、塗装する理由とメリットのひとつです。
また、ブロック塀を塗装することで、美観を高めることもできます。
自宅の雰囲気に合わせた色や好みの色などを塗ることで、おしゃれな見た目に変えることが可能です。
ブロック塀を塗る際には、いきなり塗料を塗るのではなく、樹脂モルタルや下塗り用の塗料を使って丁寧に下準備をしましょう。
また、塗料に記載されている塗布量や乾燥時間はきちんと守ることも大切です。
万が一塗装中に雨が降ってきた場合は、作業を中止していったん乾燥させ、晴れの日にまた作業を再開するとよいでしょう。
また隣接する住宅との間のブロック塀などを塗る際は、土地の境目に注意する必要があります。
隣接する住宅との境目上にブロック塀が設置されている場合、ブロック塀は共有物となるため、塗装に相手方の許可が必要です。
また、隣接する住宅に迷惑がかからないよう、しっかりと養生を施すようにしましょう。
ブロック塀を塗装する際におすすめの塗料は、対候性に優れたアサヒペンの「水性ブロックステイン」です。
水性の塗料なので臭いが少なく、ムラになりにくい特徴があります。
また、防カビ剤や防藻剤が配合されているため、コケや藻、カビの発生を軽減してくれるのも魅力的なポイントです。
ブロック塀をはじめ、花壇やモルタルなどにも使用できます。
厚塗りしてもタレにくいテクスチャなので、DIY初心者の方でも扱いやすいでしょう。
なお、「水性ブロックステイン」には下塗りはいりません。
水性ブロックステインの商品紹介と使い方-アサヒペン:
ブロック塀を塗装するときにあると便利な道具もご紹介しましょう。
塗る場所に適した道具を使うことで、よりきれいな仕上がりが目指せるはずです。
アサヒペン「PC万能用ローラーバケ」は、毛丈が7~8mmほどの中毛で、平面はもちろん多少の凹凸面にもフィットしやすいのが特徴です。
水性塗料と油性塗料に対応しており、耐水性と耐久性に優れた紙管を使用しています。
また、ローラーグリップも握りやすいデザインで、ローラー回転がスムーズにできるため、作業の効率がアップするでしょう。
ひとつ持っておくと、ブロック塀などのDIYを行う際に役立ちます。
先ほどご紹介したPC万能用ローラーバケに比べてコンパクトな形が特徴の「PCスリム万能用ローラーバケ」は、小面積を塗る際やタッチアップ塗装の際に重宝する道具です。
また、角や入隅などの細かい部分を塗装する際にも役立ちます。
PC万能用ローラーバケ同様に、中毛の毛丈を採用しており、平面から多少の凹凸面にまで塗ることが可能。
また、軽量なので女性にも取り扱いやすいと評判のアサヒペンの人気商品です。
ハケで塗るよりも、もっときれいな仕上がりを目指したい方にはアサヒペンの「ペイントプレイヤー」がおすすめです。
ハンディタイプの塗装用スプレイヤーで、屋内の壁やトタン屋根、ブロック塀などに使用できるほか、殺虫剤の散布にも活用できます。
家庭用の100Vのコンセントに接続して電源を入れるだけで使用可能で、お手入れがしやすいシンプルな構造も人気の秘密です。
アサヒペンの水性塗料と油性塗料に対応しています。
ブロック塀を塗装することで、劣化を防ぐだけでなく、美しい見た目に仕上げることができます。
基本的な塗り方をしっかり把握して、理想的なブロック塀に仕上げましょう。
基本的な流れと一緒に注意点も把握しておけば、失敗せずに済むはずです。
対候性に優れた塗料や便利な道具をそろえて、ブロック塀の塗装にトライしてみてください。