2022.07.08
調理後の油汚れやDIY作業での塗料など、手についた汚れが落ちなくて困った経験のある方は多いはず。
しっかり落としきろうと刺激の強い洗剤を使えば手荒れしやすくなり、逆に水洗いだけで簡単に済ますと汚れが残りやすくなります。
しかし、実は手洗いにはコツや裏ワザがあることはご存じですか?
さらに、汚れをつきにくくするための便利グッズまであるんです。
今回は、そんな手洗いにまつわる便利な知識をまとめました。
ぜひ、手の汚れに困ったときの参考にしてみてくださいね。
目次
何かを掴んだり、握ったり、支えたり…、手は身体の中でもさまざまなものに触れる機会が多いパーツで、特に汚れやすい部分です。
普段の生活の中で手につきやすい汚れといえば、雑菌や油、ホコリなど。
屋外の作業であれば、土や砂埃、泥もつきやすくなるでしょう。
手の汚れをそのままにすると、周りのモノや人へ汚れを広げてしまいかねないため、しっかりと落としきることが大切です。
皆さんは手を洗うとき、次のような洗い方をしていませんか?
実は、これらの方法はNG。
水洗いや手のひら洗いだけだと汚れを落としきるには不十分で、手の甲や手首、指の間にも汚れが残りやすくなってしまいます。
また、きれい好きだと洗いすぎのケースも多く、頻繁に手洗いすることで皮膚のバリア機能を低下させてしまうことも。
かえってばい菌やウイルスが身体の中に入りやすくなってしまうのです。
しっかりと汚れを落としきるためには、次の方法で手を洗うようにしましょう。
指と指の間を洗うときは、指を組むようにして洗うと効果的です。
親指はもう片方の手でにぎり、ねじるようにして洗うとすみずみまで洗いやすくなります。
たいていの汚れは、先ほどご紹介した洗い方で落としきれますが、油性の汚れはそうはいきません。
流水ではなかなか流せないどころか、冷水だと冷えて固まってしまいかえって落ちにくくなることも。
油性汚れは手の指紋やシワの間にも入りやすいため、洗い残しも多くなってしまいます。
頑固な油汚れには、次の裏ワザを試してみるといいでしょう。家庭にあるもので簡単に試せる方法もあります。
一般的なハンドソープでは表面の汚れしか落とすことができませんが、スクラブ入りのものだと指紋やシワの間の汚れまでしっかりとかき出すことができます。
スクラブ入りハンドソープの中には保湿成分が配合されているものも多いため、洗いあがりの乾燥が気になる方は探してみるといいでしょう。
砂糖には油を吸収しやすい性質があるということはご存じでしょうか。
手洗いの前に砂糖を手全体に擦り込めば、油分に吸着して落ちやすくしてくれます。
使用する量の目安は、小さじ1~2程度。
油汚れがつきそうな作業の前には、事前に砂糖を容器に入れて近くに置いておくとスムーズです。
頑固な油汚れにはヘアゴムを使うという方法も。
いつものようにハンドソープを手に取ったら、ヘアゴムと一緒に手をこすり合わせてみましょう。
ヘアゴムの繊維が油とからみついて、汚れを落ちやすくしてくれます。
油汚れにはメイク落としも使えます。
メイク落としはもともと化粧品の油分に強いアイテム。
手についた油汚れもしっかりと落としきることができます。
顏に使うものなので、肌荒れを起こしやすい方でも安心でしょう。
手の汚れ対策には、手についた汚れをしっかりと落としきる以外に、汚れをそもそもつきにくくする方法もあります。
アサヒペンから登場したのは、「手に塗る テブックリン」という商品。
こちらは、油汚れのつきそうな作業の前に手に塗り込んでおけば、手の表面やシワ、指紋、爪の間に汚れが入りにくくなります。
手の汚れを防止するために使い捨てビニール手袋を使う方も多いですが、「手に塗る テブックリン」を使えばプラゴミの削減にも。
環境にも配慮した商品です。
一回の使用量は、チューブから0.5~1cm程度(約0.5~1g)。
乾いた手にまんべんなく塗り込みましょう。
このとき、つけすぎるとクリームが乾きにくくなるため、薄くのばすのがポイントです。
作業後はすぐに手を水洗いし、クリームを洗い流してください。
クリームが汚れと肌の間に入りこむことで、水洗いだけでも簡単に汚れを落とすことができます。
頑固な油汚れは落としきれずにベタベタになることも多く、不快感を覚える方も多いはず。
ただ、正しい落とし方を知っていればストレスなく、簡単に落としきることができます。
汚れの付着を予防するアイディアグッズもぜひ試してみてくださいね。