2022.10.11
障子戸は日本らしい扉のひとつとして、和室の間仕切りなどに使う家が多く見られます。
しかし、毎日のように開け閉めしていると、気づかないうちに破れたり穴が開いてしまったり、ということも多々あります。
小さい子供やペットがいる家では、家で遊んでいるうちに破られてしまったというケースもあるでしょう。
そんなとき、戸一枚分の障子紙を用意して貼り替えるのは大仕事です。
今回は、このように破れたり穴が開いてしまったりした障子紙を、簡単に補修する方法を紹介します。
大きな障子紙を用意しなくても、紹介する便利アイテムを使えばあっという間に補修できますよ。
破れたり、穴が開いた障子紙を簡単に補修することができる2つの方法を紹介します。
どちらも障子紙全体を剥がすことなく簡単にできる方法ですので、順番にチェックしていきましょう。
まずは、シールを貼る方法です。
こちらは、障子紙を貼り替えるほどでもない小さな破れや穴におすすめの方法です。
小さな破れや穴が大きくなり、被害が拡大してしまうのを防いでくれますよ。
この方法で用意するものは、たったひとつ。
障子紙用の補修シールです。
100円ショップなどでも手軽に購入することができ、1シートに複数枚のシールが入っているため、複数個所の小さな破れや穴にも使いやすくなっています。
白色のものだけでなく、和のテイストの形や色付きのものもあるため、好みのものを選びましょう。
シールの使い方は簡単で、直したい部分にシールを貼るだけ。
障子紙がめくれている場合は、できるだけきれいに障子紙を元に戻してから上にシールを貼りましょう。
色付きのシールの場合は、補修箇所だけにシールを貼るとその部分だけ目立ってしまいます。
全体のバランスを見て、ほかのシールも散りばめて貼るのがおすすめです。
続いては、障子紙の一部分だけを貼り替える方法です。
この方法は、シールではカバーできないような大きな破れや穴が開いてしまったときにおすすめの方法となります。
障子紙を長く使っていて知らない間にシミができてしまっていた、という場合にも使えるでしょう。
シールとは異なり、同じ障子紙を使用するため、見た目も、破れや穴が開く前と変わりません。
用意するものは、3つ。
補修する障子紙と同じ障子紙、障子用のり、カッターナイフです。
より正確に障子紙をカットしたい場合は、定規と鉛筆も用意するとよいでしょう。
まず初めに、補修する障子紙が貼られている障子戸を外し、寝かせて置きます。
補修する部分を、障子戸の格子枠に沿ってカッターナイフで切っていきましょう。
このとき、定規に沿って切ると曲がることなくきれいにカットすることができますよ。
つぎに、新しく貼る障子紙を用意します。
先ほどカットした障子紙をサイズの目安として新しい障子紙に重ねて置き、格子枠分大きめにカットするようにしましょう。
鉛筆を使ってしるしを付けながら行うと、よりスムーズにきれいにカットできます。
新しい障子紙がカットできたら、補修する障子戸の格子枠に障子のりをつけ、障子紙を貼っていきましょう。
障子紙を簡単に補修する2つの方法を紹介しました。
しかし、シールの場合は、補修箇所がかえって目立ってしまう可能性があります。
また、格子枠分の障子紙を用意するのが少し手間に感じる人もいるでしょう。
そんなときには「ひとます障子紙」がおすすめです。
ひとます障子紙のおすすめポイントは3つ。
障子戸から障子紙全体をはがす必要がないだけでなく、障子紙を小さくカットする手間も省けます。
大きな紙をカットするのは意外に手間がかかるため、とてもありがたい仕様ですね。
また、好みで選べる豊富なカラー展開やデザイン性の高さも魅力。
破れや穴を、補修のタイミングでおしゃれなデザインに変えてしまうことができるのもおすすめです。
障子戸を用いている部屋の雰囲気や、インテリアと関連付けて選ぶのもよいでしょう。
そして特筆すべきが、その強さ!
障子紙のJIS規格、破裂強さの下限値と比べると4倍もの強さを持っているため、貼り替えるだけでこれまでの障子紙より強度アップ。
使い方は簡単で、“簡単な補修方法:障子紙の一部分だけを貼り替える”で紹介したように障子のりで貼るだけですよ。
>>ひとます障子紙
風情ある扉として魅力的な障子戸。
しかし、必ずと言っていいほど破れや穴が開いてしまうのも障子紙の特徴です。
気をつけていたのに…子供にやられた…という人はぜひ「ひとます障子紙」をチェックしてみてくださいね。
簡単な作業で補修ができ、お好みのおしゃれな障子戸としてリメイクも叶いますよ!