2021.11.19
木材を使ったDIYなどに重宝する水性ステイン。
しかし、この水性ステインがどういったものなのか、詳しく知らない方もいるでしょう。
そこで今回は、水性ステインについて詳しくご紹介します。
知っておきたい特徴や上手な選び方、おすすめの水性ステインまで一挙にお届けしましょう。
水性ステインについて詳しい知識を身に着けておけば、よりDIYが楽しくなるはずです。
目次
ステインとは、英語の「シミ」という意味。
一般的にはワインやコーヒーなどによる着色汚れのことを指します。
しかし、塗料におけるステインは、主に木材浸透させて仕上げる塗料のこと。
木の質感を活かした仕上がりが特徴で、一般的なペンキよりも取扱いが簡単と言われます。
そんなステインには、主に油性ステインと水性ステインの2種類があります。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
油性ステインは、樹脂と溶剤および染料や顔料を含む塗料です。
低粘度で木への浸透性がよいのが特徴。
においが強い点がデメリットですが、一般的にムラになりにくく、比較的着色力が強い塗料です。
水性ステインは、樹脂と水および顔料を使用した塗料です。
水性ステインは水性ステインに比べてムラが生じやすいことがありますが、においが比較的少なく、カラーバリエーションが豊富な点が魅力です。
大きく分けて、油性と水性に分けられるステイン。
どちらがDIY初心者向きの塗料か気になりますよね。DIY初心者には、実は水性ステインがおすすめ。
その理由としてまず挙げられるのが、においが少ない点です。
油性ステインの場合、シンナー臭が強いため、屋内での作業にはあまり向いていません。
しかし、水性ステインであれば、水を溶剤に使用しているためにおいが少なく、屋内で使用できるものがあります。
また、さっと塗るだけで美しい木目を引き立てる、塗りやすさもDIY初心者におすすめの理由のひとつ。
ほかにも、水性ステインは、使用後のハケや容器の洗浄を水で行うことが可能です。
このように、水性ステインはDIYに慣れていない初心者でも扱いやすいポイントがギュッと詰まった塗料です。
DIY初心者でも比較的扱いやすい水性ステインですが、いろいろな種類があり、どれを選べばいいか迷うケースもよくあります。
そこでここでは、水性ステインの上手な選び方をご紹介しておきましょう。
まずは、水性ステインをどこに塗るかで商品選びをしましょう。
屋内の家具などには、臭気が少なく一定の耐久性をもる水性ステインを、ウッドデッキなどの屋外に塗る場合には、防腐・防虫効果が期待できる水性ステインを選択するなど、その場所にあった商品を選ぶことが大切です。
小さな子どもやペットがいることなどの理由で安全性が気になる場合には、天然由来成分を使った水性ステインを選ぶのもひとつの方法です。
そういった天然成分を使った水性ステインのなかには、食品衛生法の基準を満たした商品もあります。
できるだけ安全性に配慮した水性ステインを探している方は、商品パッケージや成分表をチェックしてから購入すると良いでしょう。
水性ステインは、カラーバリエーションが豊富であり、ステインの定番、ブラウン系やオーク系、ウォルナット系以外にもブルーやピンク、イエローやグリーンなど、カラフルな色合いがそろっている商品があります。
お部屋の雰囲気や、まわりにあるインテリアなどにマッチするカラーを選ぶと、より統一感のある空間に仕上がるでしょう。
数ある水性ステインのなかでもおすすめなのがアサヒペン「水性WOODジェルステイン」です。
豆由来の天然ジェル化剤を配合した、独特の粘性をもつテクスチャで、木材にすぐに染み込まず、ムラになりにくく塗り広げやすい特徴があります。
ハケではなく、布を使ってすり込むようにして塗るタイプで、DIY初心者はもちろん、ステインの扱いに慣れていない方にもぴったり。
木目を活かした美しい仕上がりになり、においが少ない点も人気を集めている理由のひとつです。
また、日光や雨にも強く、防カビ防腐効果も期待できる優れもの。
全13色のカラーを展開しており、希望の色合いがきっと見つかるはずですよ。
乾燥時間は夏期で30分~1時間程度、冬期で2~3時間程度と、比較的速く乾くのもおすすめポイント!
ステインを塗ることで、木目を活かした美しい仕上がりが期待できます。
特に、水性ステインはDIY初心者にも扱いやすく、カラー展開が豊富な点が魅力。
家具などのインテリア、屋外のウッドデッキなどの塗装を検討している方は、ぜひ水性ステインを活用してみてください。
使用する場所や安全性、色などを考慮して、理想的な水性ステインを選択しましょう。