2022.10.11
家庭菜園に興味があるけれど、畑は持っていないし庭もあまり広くない。
マンションや賃貸なのでベランダのスペースが限られている。
このような方は多いのではないでしょうか。
実は、家庭菜園は畑や広いスペースがなくても、プランターなどを使えば簡単に始めることが可能です。
今回は、初心者でも簡単にできる家庭菜園の始め方をご紹介します。
おすすめアイテムもまとめてあるので、スタート時のアイテム選びにも困りませんよ。
家庭菜園は種から撒くものや苗から始めるものがあります。ここでは、2種類の苗についてご紹介しましょう。
「接木苗(つぎきなえ)」はその名の通り接ぎ木された苗で、2つの種類の苗が接ぎ木されているのが特徴です。
土から出ている部分と根の部分で異なる植物を接いで作られていて、実際に育てて収穫するのは土から出ている部分。
根の部分には病気になりにくい強い植物を使うことが多く、植物が育てやすくなっています。
また、収穫量が多いものが大半で、家庭菜園初心者の人におすすめの苗です。
値段は自根苗(じこんなえ)より高めで2〜3倍するものもあります。
ただ、家庭菜園ではプランターなどを使うため栽培スペースが狭くなり、植物の育ちが悪くなりがち。
そのようなときにも接木苗は強いため、少し高くてもその価値がある苗となっています。
「自根苗(じこんなえ)」は種から育てられた苗で、リーズナブルで手に入りやすいのが特徴です。
接木苗のように2種類の植物からできていないため、育てやすさとしては劣る部分もあります。
ただし、品種改良によって美味しい野菜や果物が獲れたり、簡単に料理に使えたりと他の長所を持つ苗は多くありますよ。
2種類の苗について確認できたら、次は実際の苗選びです。
苗には接木苗と自根苗がありますが、選ぶときに共通して注意したいポイントをおさえておきましょう。
続いては、家庭菜園で必要なアイテムを確認していきましょう。
家庭菜園にまず必要なものは次の通り。
いずれのアイテムも種類が多く、初心者の場合は悩む人も少なくありません。
それぞれおすすめ商品もまとめたので、チェックしてみてくださいね。
家庭菜園初心者の人には、プランターを使った栽培がおすすめです。
畑よりもコンパクトで、ベランダなどの限られたスペースでの栽培にも向いています。
全体の容量も決まっているため、準備する土や肥料などの量もわかりやすいですよ。
プランターを購入する際は、設置スペースも確認のうえ、通気性や水通しのよい大きめのサイズを選びましょう。
植物がしっかりと根を張ることができます。
深さがあり、カラーも選べておすすめなのは「グロウコンテナ40型」で、ブラックやグリーンといったカラーがあります。
スタイリッシュなデザインでありながら、取っ手つきなので持ち運びもしやすいプランターです。
少し小さめの「グロウコンテナ35型」は、栽培はもちろん、家庭菜園グッズの収納にもおすすめです。
このシリーズは、受け皿をフタに使えばスタッキングもできて便利ですよ。
植物によっては複数の苗を並べて植えたほうが育てやすいものもありますよね。
そんなときにおすすめなのは「グロウコンテナ オーバル 43型」。
長方形に丸みのついたやわらかいフォルムが特徴です。
プランターが決まったら、土選びに進みましょう。
植物が健康に育つためには、保水性・保肥性・通気性・排水性がポイントとなります。
しかし、これらを見分けて自分で土を調合するには多くの経験が必要。
そこで家庭菜園初心者の人は「培養土」を使うのがおすすめです。
植物が育つのに最適な配合で、プランターに入れるだけの簡単作業で栽培が始められますよ。
ただ、培養土を使っていても雨などの影響を受けて土質は変化していきます。
育てる植物によってはpH(土の酸度)の調整が必要なものもあるため、測定器などを使って管理するのもおすすめですよ。
また、プランターの通気性や排水性を向上させるために、プランターに鉢底石を敷くようにしましょう。
これがあるだけで、プランター内の土の環境がずいぶん良くなりますよ。
なかでも「ネット入り鉢底石」を使うと、植え替えのときにも土と混ざることなく取り出せるので便利。
水洗いして繰り返し使えるのも特徴の一つとなっています。
苗が育ってきたら使いたい支柱もチェックしておきましょう。
植物の成長をサポートしてくれるだけでなく、栽培スペースを効率的に使えるアイテムです。
植物の種類や栽培スペースの広さ、プランターに合うものを選んでくださいね。
植物を育てていると避けては通れないのが、虫や病気。
予め対策をしておくとそのリスクを減らすことができるため、上手に活用したいですね。
畑での栽培でよく見られるマルチングは、土の環境を整えてくれるため有効なアイテムのひとつ。
敷き藁や腐葉土などで植物の株元を覆うことで、雑草や乾燥を予防し、水やりでの泥はねなども防いでくれます。
「虫よけしきわらいらず」シリーズでは形や大きさで選べるようになっています。
トマト用など、特定の植物専用のものもありますよ。
また、苗が大きくなるまで使える「苗帽子」もおすすめです。
強風や豪雨といった悪天候、害虫や鳥などからも守ってくれます。
苗だけでなく、スイカ玉の保護などにも使えますよ。
>>苗帽子4号深型
家庭菜園は何だかハードルが高そう…と思っていた人も、プランターを使ってスペースを確保すれば簡単に始められます。
初心者の人でも扱いやすい苗や土、便利グッズなども揃っています。
自宅で野菜や果物を育ててみたいなと思っている人はぜひチャレンジしてみてくださいね。