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【アスファルトの補修方法をご紹介】ひび割れや凹みのDIYはできる?

自宅の庭や駐車場、道路などにできたアスファルトのひび割れや凹みを放置しておくと、事故やトラブルの原因に繋がりかねません。劣化したアスファルトは、軽度なものであればDIYで補修することが可能です。

今回は、アスファルトの補修方法について紹介するとともに、アスファルトが劣化する原因や補修を行う際の注意点などについても解説していきます。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


アスファルトが割れたり凹んだりする原因


アスファルトが割れたり凹んだりするのは、

・車両などによる荷重
・温度変化による収縮
・水の侵入

の3つが主な原因です。それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

車両などによる荷重

アスファルトの上は、絶えず車両や自転車から負荷がかかる状態になっています。負荷がかかるとアスファルトがたわみ、その結果、車の走行する方向に線上の亀裂(ひび)が入ってしまうのです。

また、施工の際にできたアスファルトのつなぎ目からひび割れを起こす場合がありますが、これは車両の荷重ではなく、施工時の接着不良や転圧不足が原因と考えられます。

温度変化による収縮

アスファルトは、鉄などと同じように温度が高くなると膨張し、温度が低くなると収縮します。この働きによって、膨張したアスファルトが収縮するときにひび割れが生じることがあります。

また、寒い地域では、道路の深いところにある路床部分が凍りつき、その際にできた氷晶(アイスレンズ)が路床を押し上げることでアスファルトにひび割れを起こしてしまうこともあります。

水の侵入

ひびが入ったアスファルトに雨などで水が深くまで侵入すると、アスファルトを支える路盤や路床まで劣化・変形がはじまり、凹みや傾斜などに繋がってしまうことがあります。

また、水が侵入すると「ポンピング現象」が発生することがあります。ポンピング現象とは、交通負荷がかかった際、浸透した雨水が路盤の粘土などの細流分とともに吹き出してしまう現象です。

これによりアスファルトに空洞ができてしまうと、道路の凹みや破損が起こってしまうのです。

アスファルトの補修はDIYでできる?

自宅前や駐車場などのアスファルトのひび割れや凹みをDIYで補修できるかどうかは、劣化の程度によって異なりますが、ほとんどの場合がホームセンターなどで買えるアスファルト補修材料を使用しDIYで補修することが可能です。

ひび割れの場合はひび割れ専用のアスファルト補修材料を、凹みの場合は凹みを埋められるアスファルト補修材料を使用すれば、手順も難しくありません。

ただし、アスファルトの劣化は多くの場合、ひび割れからはじまります。凹みの補修はひび割れよりも手間がかかるので、ひび割れが気になった段階でなるべく早く補修をしておくことで状態の悪化を防ぐことができます。

アスファルトのひび割れを補修する方法

今回は、アスファルト劣化の初期段階であるひび割れを補修する方法をご紹介していきます。

使用する補修剤は、アサヒペン「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(アスファルト用)」です。

「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(アスファルト用)」の特長は以下の通り。
・水を混ぜる必要がなく、そのまま使うことができる
・屋内外問わず使用可能
・ひび割れにフィットしやすいノズル付き
・乾燥したあとは水性塗料が塗れる

5mm幅以下のひび割れを補修でき、雑草の生え抑制などにもぴったり。手絞りできるワンタッチ式なので手軽に施工できるのもポイントです。

※ 絶えず水がかかったり水につかるところや、いつも湿っているところには適しません。
※ カベ面には適しません。

準備するもの

・マスキングテープ
・カッター
・ワイヤーブラシ

また、
・保護メガネ
・ゴム手袋
の2つも、肌に付着しないよう安全のため装着しておきましょう。

アスファルトの補修手順

https://youtu.be/UYWyJ9WBJU0
1. ワイヤーブラシで汚れを取る
ひび割れが起きている箇所に土などの汚れが付着していると補修材の接着が悪くなります。汚れ、ゴミ、コケ、カビ、油、老化した部分などをワイヤーブラシでしっかりと取り除きましょう。しつこい汚れは洗剤を使用するのもOKです。また、水で濡れたり湿ったりしている場合もしっかりと乾燥させてください。

2. 補修箇所をマスキングする
ひび割れ周辺に補修材がつかないよう、マスキングテープでおおいます。

3. 補修材を均一にする
容器を手でよく揉み、中身を均一にします。

4. ノズルを補修箇所の幅に合わせる
付属のノズルの先端を、補修したいひび割れの幅に合わせてカッターやハサミなどで切り取ります。切り取ったあとは、内フタを外してノズルを再度装着してください。

5. ひび割れを埋める
ひび割れにノズルの先端を押し当てて、手で補修材の中身を押し出しながらひび割れを埋めていきます。少し盛り上がるくらいの量が目安です。このとき1回に埋められる深さは6mmまでです。それ以上に深いひび割れの場合は、表面から6mmの深さまで細かい砂を埋め込んで、その上から補修材を注入してください。

6. ヘラで表面をならしながら補修材を押し込む
付属のヘラを使って、ひび割れの奥まで補修材を押し込んでいきます。その後、補修材が乾燥する前にマスキングをはがしてください。

7. 硬化させたら完成
補修材が完全に硬化したら完成です。表面が硬化するまでの時間の目安は
・夏季 約3時間
・冬季 約6時間
です。また、内部が完全に乾燥するまでは約48時間かかります。

アスファルトを補修するときの注意

アスファルトを補修するときには、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。

1つ目は、水分が多い場所や水が常に溜まる場所はどうしても劣化が早くなってしまうということです。「補修したばかりなのに…」となってしまわないように、注意しましょう。

2つ目は、補修材が完全に乾燥するまでは水や圧力がかからないようにすること。乾き切る前に水がかかると乾くまでの時間が伸びてしまいます。また、圧力がかかるとまだ乾いていない補修材が表面に飛び出してしまうといったこともあります。

3つ目は、補修材を塗ってから乾燥までの間に気温が5℃以下になると予想される場合、もしくは降水が予想される場合は補修を見送りましょう。雨が降ると補修材が乾かないのはもちろんですが、気温が5℃以下でも硬化に支障を及ぼしてしまうためです。

これらのポイントを注意点としておさえた上で、アスファルトの補修に取り掛かってくださいね。

大がかりな補修が必要なときは業者に依頼しよう


自分では補修できないようなアスファルトの劣化が見られる場合や、DIYでの補修では間に合わなくなってしまった場合には、プロの業者に依頼するのがベターです。

というのも、DIYはあくまでも応急処置だからです。業務用のアスファルトとDIY用のアスファルトは種類が異なり、同じような強度にするのは難しいのも事実。

ちょっとしたひび割れや凹みはDIY、それ以上の強度や仕上がりを求めるのであれば業者に依頼、といったように劣化の程度を見ながら使い分けていきましょう。

まとめ

以上、アスファルトの補修についてでした。

アスファルトの劣化は軽度なものであればDIYで補修が可能です。早い段階で手を打っておくのが悪化を防ぐための対策でもあるので、ぜひアサヒペン「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(アスファルト用)」を活用してみてくださいね。

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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