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タイルの目地を補修する方法や注意点とは?おすすめの補修材もご紹介!

キッチンや浴室の壁に貼られたタイル、外壁のレンガなどの目地に傷やひび割れはありませんか?
放置していると隙間から浸水してしまい、内部腐食や耐久性低下の原因となります。

今回は目地の補修を怠ったときの危険性、目地用補修材の使い方を解説します。
おすすめ製品もご紹介していますので是非ご覧ください。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


目地用補修材とは?

改めて目地とは、タイルやレンガ、ブロックなどを積んだり貼ったりする時にできる継ぎ目のことです。継ぎ目には、モルタルやシーリング材などの目地材が使われています。

目地用補修材は、目地にできた傷やひび割れの補修に使われます。一般的によく使われるのはセメント材のものですが、他にもコンクリート用、室内外両用、防水用などいくつかタイプがあり、それぞれ用途が異なります。補修材を選ぶ際は商品に記載されている用途を確認し、素材や場所などに合った商品を選びましょう。

目地の傷やひび割れを埋めないとどうなる?

冒頭でも触れている通り、目地の傷やひび割れを放置すると目地が本来の役割を果たすことができず、内部の腐食や耐久性の低下につながります。

そもそも目地の役割とは、素材の接着、緩衝材、水や汚れ等の侵入を防ぐことです。目地なしで施工を行うと、素材が気温や湿度などの変化によって伸縮を起こした際に、素材に直接負荷がかかって欠けたりはがれたりしてしまいます。また隙間からの水や汚れの侵入は、カビの発生や内壁の劣化につながり内部を腐食させてしまうおそれがあるのです。

建物の耐久性を守るためにも、目地にできた傷やひび割れを見つけたらすぐに補修するようにしましょう。

タイルの目地用補修材の使い方


タイルの目地の補修方法をご紹介します。

タイルの目地の補修に必要な物や、目地用補修材の使い方は以下のとおりです。
施工時の手順も合わせて紹介しています。

用意するもの

  • ビニール手袋、ゴム袋
  • 塩素系漂白剤(市販のカビ取り剤)
  • 雑巾やスポンジ
  • マスキングテープ
  • 目地用補修材
  • へラ
  • ヤスリ

手順

  1. 目地の黒ずみや汚れを取る
  2. 必ず手袋をして作業しましょう。塩素系漂白剤に記載の使用方法に従い、目地に付着している汚れや黒ずみ、カビを落とし十分に乾燥させます。

    粉末タイプの補修材を使用する場合は、乾燥を待っている間に粉末と水を配合させておくといいでしょう。指定の分量を確認し、少しずつ水を足しながら練ります。歯磨き粉程度の固さが目安です。

  3. マスキングテープで養生する
  4. 目地の両サイドのタイルにマスキングテープを貼ります。はみ出した補修材がタイルに付着するのを防ぎ、きれいに仕上げるためのコツです。

    また補修箇所が大きい場合は、ビニールシートなどで床や壁を養生しましょう。

  5. 目地に補修材を充てんする
  6. ヘラを使って目地に補修材を充てんします。チューブタイプの物はノズルの先端を目地に合わせて切り、手で押し出すように充てんします。平滑になるようヘラでならしながら、補修材を目地に押し込みましょう。

  7. はみ出た補修材を拭き取る
  8. よく絞った雑巾またはスポンジを使って、タイルなどについてしまった補修材を拭き取ります。はみ出た補修材は硬化する前に拭き取りましょう。

  9. マスキングテープをはがす
  10. 補修材が硬化する前にマスキングテープをはがします。

  11. 硬化したら完成
  12. 製品に記載されている硬化時間を守り、補修材を十分に硬化させましょう。硬化後、タイルなどにはみ出しを見つけたら、ヤスリで削り落とします。

タイルの目地を補修する手順は以上です。
外壁のタイルの目地を補修する時の手順もほぼ同様です。補修箇所の汚れ・ゴミ・コケ・カビ・油などは、ワイヤーブラシやスクレーパー、カビとり剤、中性洗剤やペイントうすめ液などを使うときれいに除去することができます。

タイルの目地の頑固な黒ずみを掃除する方法

頑固な黒ずみやカビは、市販のカビ取り剤の使用だけでは落ちない場合があります。片栗粉やサランラップを一緒に使うと、カビ取り剤の浸透を強めることができる為、その方法もご紹介します。

用意するもの

  • ビニール手袋、ゴム手袋
  • 塩素系漂白剤(市販のカビ取り剤)
  • 片栗粉
  • 洗面器(深さのある器)
  • 割り箸
  • サランラップ

手順

  1. 塩素系漂白剤と片栗粉を混ぜる
  2. 洗面器の中に塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合になるように入れ、とろみがでるまで割り箸で混ぜます。

  3. 片栗粉と混ぜた漂白剤を壁に塗り込む
  4. 塩素系漂白剤にとろみが出たら、割り箸を使ってカビや黒ずみに直接塗布します。

    液体の塩素系漂白剤の除菌力は強力ですが、重力によって壁を流れてしまうため、漂白剤をカビに十分浸透させることができません。片栗粉と合わせてとろみが出ることで、塩素系漂白剤を壁に長時間付着させることができます。

  5. サランラップで覆い放置する
  6. 漂白剤を塗布した箇所をサランラップで覆い、さらに浸透力を上げます。カビにしっかりと付着するよう5分程放置しましょう。

    ゴムパッキンなどに付着すると痛んでしまうおそれがあるので注意が必要です。

  7. お湯で漂白剤をしっかりと洗い流す
  8. シャワーなどを使ってお湯を流し、塩素系漂白剤をしっかりと洗い流します。お湯の温度を50度以上にすると、カビ予防にもなるのでおすすめです。

頑固な黒ずみやカビを除去する手順は以上です。

また以下の記事では、浴室のカビを予防する方法について紹介していますので、気になる方は是非ご参考にしてださい。

関連記事▼
浴室のカビを予防するには?お風呂上がりに習慣づけよう!

【おすすめ】ワンタッチ目地用補修材(カベ用)


タイルやレンガの目地の補修には、アサヒペンの「ワンタッチ目地用補修材(カベ用)」がおすすめです。

パウチ容器に補修材が入っており、容器から直接押し出し簡単に充てんすることができます。また専用ヘラが付属でついているため、別に用意する必要はありません。
屋内外での使用が可能です。密着力が強く、耐久性・耐候性に優れているため、雨水の侵入を防ぎます。また、補修後は水性塗料・油性塗料で塗装することもできます。

>>ワンタッチ目地用補修材(カベ用)

上記製品の使い方について、実際に補修を行いながら説明している動画がありますので是非ご参考にしてください。

https://youtu.be/pcUZm5_v6Fw?feature=shared

使用可能箇所

「ワンタッチ目地用補修材(カベ用)」は、屋内外のタイル・レンガ・ブロックなどの目地への使用が可能です。

ただし床面には使用できません。また、絶えず水に触れている箇所や常に湿っている箇所への利用は適さないためご注意ください。

使用上の注意

「ワンタッチ目地用補修材(カベ用)」をご使用いただく際は、安全のためゴム手袋や保護メガネを着用し、皮膚に付着しないようにして下さい。また、汚れても支障がない服装での作業がおすすめです。

また、水分を含むと硬化が不充分となるおそれがあるため、下地が湿っていたり濡れていたりする状態でのご使用は避けてください。補修箇所が十分に乾いていることを確認してからご使用いただき、施工後30時間以内は水がかからないよう注意が必要です。作業中、周辺の温度が5℃以下になる場合も使用を避けてください。

まとめ

今回は、タイルやレンガの目地の補修方法についてご紹介しました。

目地の傷やひび割れなどを見つけた際には、汚れや水を内部へ侵入させないようなるべく早く対処しましょう。長期間放置してしまった場合は、隙間から汚れや水が侵入してしまい内部腐食が進行しているおそれがあるため、業者へ修理を依頼する必要があります。

目地の補修は自分で簡単に施工できるので、この記事を参考にぜひ行ってみてください。

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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