2023.10.05
撥水スプレーを使ってみたいけど、「種類が多すぎて何から選べばいいのか分からない」「防水スプレーとの違いや使い方も分からない」なんて方も少なくないはず。
実は、 撥水スプレーは、使う時の注意点やポイントを押さえれば、しっかり大切なアイテムに対して撥水効果を発揮してくれる便利なアイテムなんです。
そこで今回は、撥水スプレーの使い方を詳しくご紹介します。
おすすめアイテムもピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
撥水スプレーは、皮製品や繊維などにスプレーをすると水をはじく効果を与えてくれるのが特徴です。
例えば、急に雨が降った場合でも、事前に大切な鞄や靴、衣服などに撥水スプレーをしておけば、水分を含んで染みができたり、汚れたりするのを防ぐことができます。
新しいアイテムを購入した際は、最初に撥水スプレーをしておくことで、雨や水などのダメージから守り、綺麗な状態で長く使用することができるのが魅力です。
撥水スプレーによく似た商品として防水スプレーが挙げられますが、どのような違いがあるのでしょうか。
撥水スプレーの撥水とは、水を表面ではじくことを意味しており、防水スプレーの防水とは、水を中に通さないことを意味しています。
つまり、撥水スプレーは水をはじくのが目的のスプレーで、防水スプレーは水を通さないようにするのが目的のスプレーと言えるでしょう。
撥水スプレーの主成分である撥水剤は、主にフッ素樹脂やシリコーン樹脂が使用されています。
フッ素樹脂やシリコーン樹脂は表面張力が低いため、水と馴染みにくい性質を持っており、そのため水がはじかれるというのが撥水スプレーの仕組みです。
撥水スプレーを選ぶ際には、成分の種類や乾燥性、持続時間などを確認することをおすすめします。
撥水スプレーは、主にフッ素系の撥水スプレーとシリコーン系の撥水スプレーの2種類が販売されています。
フッ素系の撥水スプレーは撥水効果だけでなく、油に対しても撥油効果があり、また靴や鞄などの革製品でもシミになりにくく使用できますが、摩擦などの影響ではがれやすいため、やや持続性に欠けます。
シリコーン系の撥水スプレーは撥水効果の持続性は比較的高いのですが、油に対する撥油効果はなく、革製品にはシミが生じることがあるため適しません。
撥水スプレーの撥水効果を発揮させるためには、スプレーした後にしっかりと乾燥させることが大切です。
撥水スプレーの乾燥性は、乾燥時間がたったの1分程度のものから20分以上かかるものなど、製品の種類によっても異なります。
特に、外出先で急な雨や雪が降った場合などの対策として使用する場合には、速乾性が高い方がいいでしょう。
撥水スプレーの効果の持続時間は、半永久的なものではありません。
撥水スプレーは表面を加工するものなので、毎日の生活で起きる摩擦などの影響を受け、約1ヶ月から2ヶ月で効果が落ちてしまうため、定期的にスプレーすることが大切です。
撥水スプレーを使用する際には、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。
ここからは、撥水スプレー使用時に注意すべき点を解説します。
撥水スプレーには、可燃性の高い有機溶剤やガスが使われているので、使用する際にはストーブやタバコなどの火気を避ける必要があります。
また、スプレーの霧を吸入することで事故につながる可能性もあるため、室内での使用は避け、必ず風通しの良い屋外で使用しましょう。
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使用した比較的薄い生地では、撥水スプレーが液だれをした際に白くなってしてしまうことがあるので注意が必要です。
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使用した生地には、撥水スプレーを塗布しすぎないように気を付けましょう。
さまざまな種類の撥水スプレーが販売されていますが、速乾性に優れていることで注目を集めているのが、アサヒペンの「超速乾防水スプレー」です。
スプレーをする対象の材質・生地の厚さ・気温・塗布量によっても異なりますが、「超速乾防水スプレー」は、スプレーをしたら約1分で撥水効果を発揮する優れものです。
高い撥水効果で、突然の雨や雪に加え、泥ハネ汚れなども防いでくれます。
ガス抜きキャップ付きですので、使い終わった後は容器内のガス抜きを、簡単かつ安全に行うことができるのも魅力です。
撥水スプレーの特徴や使い方を理解すれば、状況に応じて最適なアイテムを選ぶことができます。
大切な鞄や靴、衣服などを急な雨や雪などから守るためには、撥水スプレーの使用がおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、撥水スプレーを活用してみてくださいね。