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【木工をする方必見】おすすめの木部用パテや補修材をご紹介!

木工パテの用途【木材のキズやひび割れの穴埋め】

内壁の木材のキズ・穴を埋めたい時や、木工DIYをする時には、木部用パテが必ず必要になります。

木部用パテには「木工パテ」と「エポキシパテ」の2種類があり、使用する前にそれぞれの特徴を知っておくことが大切です。

今回は、木工パテとエポキシパテの特徴や用途について説明します。
おすすめの商品も紹介しているので、木部用パテの購入を考えている方は是非ご覧ください。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


木部用パテとは?

そもそもパテとは、塗装や補修作業などをするときに使われる充てん材のことです。ペースト状になっており、凹みや割れなどにパテを埋めて硬化させることで、下地を平滑にすることができます。

木部用パテは木材への使用に特化しているため、内壁にある釘穴・節穴・ねじ穴、柱や木製家具のひび割れ・キズなどの補修に使われることがほとんどです。また硬化後は、サンディング・切削加工・塗装が可能なので、補修のあとを目立ちにくくすることもできます。

木部用パテには、木工パテとエポキシパテの2種類があります。それぞれ特徴や用途が異なるため、使用前には注意が必要です。

木工パテとエポキシパテの特徴

木工パテとエポキシパテ(木部用)は、どちらも木材や木製製品に特化しているパテですが、主成分が違うこともありそれぞれの特徴は対極にあります。

木工パテとエポキシパテ(木部用)の特徴について説明します。

木工パテの特徴

木工パテの成分は、主にアクリル樹脂やセルロース系樹脂であり、扱いやすいパテなのでDIY初心者の方におすすめ。

木工パテは、エポキシパテや他のパテに比べて柔らかく、小さな凹みに入りやすいので細かい補修作業に向いています。乾燥後にヤスリ掛けを行う際も、エポキシパテに比べて容易に削ることができます。

木工パテは、水分が蒸発して乾燥することによって硬化するため、硬化するまでに時間がかかります。もし、パテがはみ出て手や衣類についてしまったとしても、すぐに洗えば簡単に落とすことができるので、DIY初心者の方も落ち着いて作業することができるでしょう。

エポキシパテの特徴

エポキシ樹脂が主成分のエポキシパテは、硬い仕上がりが特徴です。木工パテに比べると硬化する前から硬さがありますが、乾燥するとさらに硬くなるとともに接着効果もかなり高まります。

また、硬化するまでの時間がかなり速く、2種類の物質が化学変化を起こすことによって硬化するため、硬化前後で体積が大きく変わることはありません。

木工パテとエポキシパテの使用上の注意

木工パテとエポキシパテが持つ特徴によって、使用時に注意する点も異なります。
それぞれの使用上の注意点を説明します。

木工パテの使用上の注意

木工パテの特徴を踏まえたうえで、使用時に注意したい点は以下のとおりです。

硬化後にくぼんでしまう

木工パテは水分蒸発によって硬化するため、硬化後は体積が減ってしまいます。充てんする深さや幅によっては、最初にパテを充てんした時よりも体積が減りくぼんでしまうおそれがあるので注意が必要です。

急いでいる日は作業しない

木工パテは乾燥するまでに時間がかかるため、急いでいる日に作業することは避けましょう。乾燥を待たずに作業を進めてしまうと、完全に硬化していない場合があるため注意してください。

エポキシパテの使用上の注意

エポキシパテの特徴を踏まえたうえで、使用時に注意したい点は以下のとおりです。

パテがはみ出さないよう工夫する

エポキシパテは硬化するスピードが速いうえに、硬化すると接着力が非常に高くなります。さらに硬化後にヤスリで削るのが大変なため、補修箇所からはみ出してしまうと簡単に落とすことが困難です。エポキシパテを使うときは補修箇所の周りにマスキングテープを貼って、周りに付着しないよう気をつけましょう。

また手や洋服についたパテも簡単に落とすことはできません。ビニール手袋をつけたり、汚れてもいい衣服を着用したり、また人体に直接触れないよう工夫することも大切です。

よく混ぜてから使用する

エポキシパテは2液タイプになっているため、よく混ぜないと正常に硬化しません。パテを使用する際には、必ずよく混ぜてから使うようにしましょう。

パテの扱い方に十分気をつける

エポキシパテには人体にとって有害な成分がわずかに含まれています。中毒症状が出ることは滅多にありませんが、肌が弱い人は素手で扱っていると肌荒れが生じることもあるため注意が必要です。

なかには臭いが強い製品もあり、人によっては気分が悪くなることもあるため、こまめに換気を行いながら作業しましょう。

木工パテの用途【木材のキズやひび割れの穴埋め】


質感の柔らかい木工パテは、小さな凹みや隙間に入りやすいので、塗装前の下地処理に向いています。他にも木材の小さなキズやひび割れ、ねじ穴、節穴などを埋めるような細かい補修作業で使用されます。

また、同様に木材の継ぎ目、DIYや劣化による隙間を埋めることもできます。

木材のDIYで塗装を行いたい方は、下記記事にて塗料選びについて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
関連記事▼
塗料の選び方!木材塗料の種類や選ぶポイントをくわしく解説

ちなみに木工パテは、乾燥後にパテの体積が減少し、くぼみができてしまうことがあるため、大きな傷の補修作業には向いていません。また硬化が遅く作業時間がかかってしまいます。

エポキシパテの用途【木材の大きな補修や模型作り】

化学反応によって短時間で硬化するエポキシパテは、充てんしたパテの体積が硬化の前後で大きく変わらないため、木材の大きなキズやひび割れの補修、規模の大きい穴埋めに向いています。

また、硬化後の頑丈さから模型作りによく使用されます。

ちなみにエポキシパテは、小さなキズや穴の補修作業には向いていません。木工パテに比べると硬化する前から硬さがあり、硬化の時間も速いため、細かな隙間に充てんする前に表面だけが固まってしまいます。

おすすめ商品:ワンタッチ木部用ひび割れ補修材

おすすめ商品:ワンタッチ木部用ひび割れ補修材
ここでは木材のキズの補修や穴埋めにおすすめする、アサヒペンの「ワンタッチ木部用ひび割れ補修材」をご紹介します。密着力が強く、耐久性・耐候性に優れており、雨水の侵入を簡単に防ぐことができます。作用は簡単で、修理箇所にパウチ容器から直接補修材を押し出し、付属の専用ヘラで仕上げて完了。補修後は水性塗料・油性塗料で塗装することも可能です。

>>ワンタッチ木部用ひび割れ補修材

上記製品の具体的な施工方法、ご利用いただく上での注意点をご紹介します。

使用可能箇所

戸板や屋根など屋外の木部、木製品の隙間やひび割れの補修に使用することができます。
ただし、床面や絶えず水に触れている箇所、常に湿っている箇所への使用は適していません。

施工手順

アサヒペンの「ワンタッチ木部用ひび割れ補修材」を利用した際の具体的な施工方法をご紹介します。

実際に補修を行いながら商品の使い方を説明している動画もあるので、ぜひ下記動画もご覧ください。

必要な用具

  • ゴム手袋
  • 保護メガネ
  • ワイヤーブラシ
  • スクレーパー
  • 付属のヘラ
  • マスキングテープ
  • カッターナイフ など。

手順

  1. 補修箇所の汚れ・ゴミ・コケ・カビ・油などを除去し、よく乾かします。ワイヤーブラシ、スクレーパーや中性洗剤、ペイントうすめ液などを使うときれいにすることができます。
  2. 容器の上から手でよく揉み、中身の補修材を均一にします。
  3. 一度ノズルを本体から外し、補修箇所に合わせてノズルの先端をカッターで切り、穴の大きさを調節します。
  4. 内フタを取ってから、再度本体にノズルを取り付けます。
  5. 補修材の周りへの付着を防ぐため、補修箇所の両側にマスキングテープを貼ります。
  6. 補修箇所にノズルの先端を押し当て、容器の上から手で補修材を押し出しながら充てんしていきます。
  7. 補修箇所の表面を付属のヘラでなめらかにします。硬化後、サンドペーパーをかけると表面の仕上がりがより平滑になります。
    ※補修箇所を塗装する場合は、2日以上経ってから行います。

まとめ

今回は、木部用パテについてご紹介しました。
木工パテは小さな規模の補修や下地処理、エポキシパテは大きな規模の補修や模型作りでの使用に向いています。
木材や壁の内側にあるキズや穴、凹みなどを補修する場合や、木材のDIYを行う場合には、使用する箇所や用途に合った補修材を選んで作業してくださいね。

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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