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【動画付き】コンクリートのひび割れ補修方法は?原因や注意点も解説

自宅や敷地内のコンクリート床のひび割れは、放置するとどんどん広がっていき、トラブルの原因に繋がりかねません。

今回は、コンクリートのひび割れ補修方法についてご紹介します。また、ひび割れが起こる原因や補修する際の注意点などについてもまとめました。

この記事の監修者
アサヒペン コラム編集部


コンクリートにひび割れが起きる原因


コンクリートにひび割れが起きる主な原因には、

・乾燥収縮
・地盤沈下
・水分
・地震

といったものがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

乾燥収縮

コンクリート内の水分が蒸発して乾燥すると、水分が蒸発した分の体積が収縮します。コンクリートが自由に収縮できるときにはひび割れの原因になりませんが、鉄筋などの柱で固定されていると収縮できなくなり、ひび割れに繋がってしまいます。

地盤沈下

地盤の弱い土地に建物を建てると、重さで地盤沈下を起こしてしまうことがあります。地盤沈下によって建物が傾くと、力が加わっている部分が強度を保てなくなりひび割れが起きてしまいます。大きなトラブルになる前に補修が必要です。

水分の凍結

温度の低い地域などでコンクリート内の水分が凍結すると、建材が膨張し、その結果コンクリートにヒビが入ってしまいます。この現象は「凍結融解」と呼ばれます。ひび割れた部分からさらに雨などで水分が入ると凍結融解を繰り返し事態が悪化するため、できるだけ早くひび割れを補修しなければなりません。

地震

地震による揺れに建物が耐えきれず、コンクリートにひびが入ってしまうこともあります。特に築年数が経っている建物で起こりがちです。大きな地震であれば最近の建物でもひび割れが起こる可能性は大きくあります。

コンクリートのひび割れはDIYで補修できる?

自宅や敷地内のコンクリートのひび割れをDIYで補修できるかどうかは、劣化の程度によって異なりますが、ほとんどの場合がホームセンターなどで買えるコンクリート補修材料を使用しDIYで補修することが可能です。

難しい工程はあまりないため、DIY初心者でも手をつけやすでしょう。

コンクリート補修材には、ひび割れ用、凹みを埋めるもの、表面を平らにするものなど種類がさまざまあるため、そのとき補修したい劣化の状態に合わせて補修材を選ぶ必要があります。

コンクリートのひび割れ補修の方法

それでは、コンクリートのひび割れ補修の方法をご紹介していきます。

今回使用する補修剤は、床面用である
アサヒペン「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(コンクリート用)」です。

「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(コンクリート用)」の特長は以下の通り。

・水を混ぜる必要がなく、そのまま使うことができる
・屋内外問わず使用可能
・ひび割れにフィットしやすいノズル付き
・乾燥したあとは水性塗料が塗れる

5mm幅以下のひび割れを補修でき、雑草が生えるのを抑制します。手絞りできるワンタッチ式なので手軽に施工できるのもポイントです。

※ 絶えず水がかかったり水につかるところや、いつも湿っているところには適しません。
※ カベ面には適しません。

準備するもの

・マスキングテープ
・カッター
・ワイヤーブラシ

また、
・保護メガネ
・ゴム手袋
の2つも、肌に付着しないよう安全のため装着しておきましょう。

コンクリートの補修手順

https://youtu.be/ITLxcj0wvzY

1. ワイヤーブラシで汚れを取る
ひび割れが起きている箇所に土などの汚れが付着しているとコンクリート補修材の接着が悪くなります。汚れ、ゴミ、コケ、カビ、油、老化した部分などをワイヤーブラシでしっかりと取り除きましょう。しつこい汚れは洗剤を使用するのもOKです。また、水で濡れたり湿ったりしている場合もしっかりと乾燥させてください。

2. 補修箇所をマスキングする
ひび割れ周辺に補修材がつかないよう、マスキングテープでおおいます。

3. 補修材を均一にする
容器を手でよく揉み、中身を均一にします。

4. ノズルを補修箇所の幅に合わせる
付属のノズルの先端を、補修したいひび割れの幅に合わせてカッターやハサミなどで切り取ります。切り取ったあとは、内フタを外してノズルを再度装着してください。

5. ひび割れを埋める
ひび割れにノズルの先端を押し当てて、手で補修材の中身を押し出しながらひび割れを埋めていきます。少し盛り上がるくらいの量が目安です。このとき1回に埋められる深さは6mmまでです。それ以上に深いひび割れの場合は、表面から6mmの深さまで細かい砂を埋め込んで、その上から補修材を注入してください。

6. ヘラで表面をならしながら補修材を押し込む
付属のヘラを使って、ひび割れの奥まで補修材を押し込んでいきます。その後、補修材が乾燥する前にマスキングをはがしてください。

7. 硬化させたら完成
補修材が完全に硬化したら完成です。表面が硬化するまでの時間の目安は
・夏季 約3時間
・冬季 約6時間
です。また、内部が完全に乾燥するまでは約48時間かかります。

コンクリートを補修する際の注意点

コンクリートを補修するときに、気をつけておきたいポイントは3つです。

1. 水分に注意

水分が多い場所や水が常に溜まる場所はどうしても劣化が早くなってしまいます。「補修したばかりなのに…」となってしまわないように、注意しましょう。

また、完全に乾燥する前に水がかかってしまわないように注意も必要です。補修から乾燥までの48時間の間に降水の可能性がある場合は補修を見送りましょう。

2. 圧力に注意

補修材が完全に乾燥するまでは圧力がかからないように注意しましょう。圧力がかかるとまだ乾いていない補修材が表面に飛び出してしまいます。

3. 気温に注意

補修材を塗ってから乾燥までの間に気温が5℃以下になると予想される場合は補修を見送りましょう。硬化に支障を及ぼしてしまいます。

これらのポイントを注意点としておさえた上で、コンクリートの補修に取り掛かってください。

補修業者へ依頼した方がいいケースも


コンクリートのひび割れは、
・範囲が広い
・深くひび割れている
・ひび割れ補修をした跡がわからないようにしたい
といった場合にはプロの補修業者に依頼するのがおすすめです。

ひび割れは「クラック」とも呼ばれ、さらに幅0.3mm未満、深さ4mm未満のクラックを「ヘアークラック」、幅0.3mm以上、深さ4mm以上のクラックは「構造クラック」と呼ばれます。

ヘアークラックは強度に悪影響を与えることはないと言われていますが、構造クラックは補強が必要です。

DIYはあくまでも応急処置であり、プロが使用している補修材とは素材も異なることもあります。しっかりと補強したい場合はプロに依頼しましょう。

まとめ

以上、コンクリートのひび割れ補修についてでした。少しのひび割れからでも、水分が入ったり衝撃が与えられたりすることで悪化してしまうことがあるため、気づいたときに応急処置をしておくことが大切です。

ぜひアサヒペン「ワンタッチ 床用ひび割れ補修材(コンクリート用)」を活用して見てくださいね。

監修者情報

監修者
株式会社 アサヒペン
大阪本社住所
〒538-8666 大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号
詳しくは
https://www.asahipen.jp/

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