2022.03.11
身の回りのいろいろなものに発生する錆(さび)。
「自転車に久しぶりに乗ろうと思ったらチェーン部分が錆びていた」「ベルトやバッグの金属部分が錆びついて使えなくなった」という経験はありませんか?
今回の記事では、錆が発生する原因や予防法、自分でできる錆取りの仕方などを紹介します。
ぜひ、参考にして身の回りのものを錆から守りましょう。
簡単に錆取りできるアイテムも紹介するので必見です。
目次
錆は、金属の表面が酸素や水と化学反応を起こすことで発生します。
金属の中でも鉄は、酸化しやすいため、錆が発生しやすくなるのです。
錆びにくい素材の金属でも、異なる金属が接触すること(もらい錆)や、金属の傷に水が入ったりすることでも錆は発生します。
錆の発生初期は、赤茶色の小さい点がポツポツとある程度。
布でこすって簡単に落とすことができます。
しかし、錆の範囲が広がると、金属の表面がはがれてきます。
また、長期間放置すると錆はどんどん侵食し、金属の内部までボロボロにしてしまうこともあるでしょう。
錆を発生させる主な環境は、金属製品を屋外に置いておくことです。
とくに、海沿いの地域では、潮風で海水の塩分や水分が金属を錆つかせてしまいます。
また、常に湿気や水滴がつきやすい環境でも、錆は発生しやすくなります。
そのため、キッチン周りも錆びやすい環境といえるでしょう。
また、錆びやすい金属の多くは、塗装やメッキなどで錆にくくする加工されていますが、加工部分が傷つくと、そこから錆やすくなるので注意が必要です。
錆がひどくなる前なら、自分でも落とすことができます。
ここでは、錆取りの方法を紹介しましょう。
料理で使うお酢は、錆取りでも活躍するアイテムです。
容器に2~3倍に希釈したお酢を入れ、錆びたものを30分~1時間浸しておきましょう。
お酢に浸すことで錆が落ちやすくなります。
歯ブラシや布でこすることで、錆を落とすことができるでしょう。
錆びは、歯磨き粉を使うことでも落とすことができます。
やり方は簡単!
錆に歯磨き粉をつけて歯ブラシや布でこするだけです。
錆が落ちたら水できれいに洗いましょう。
小さな錆におすすめです。
料理や掃除でも使う重曹も、錆び落としに活躍します。
重曹に少量の水を加え、ペースト状に練ってから使いましょう。
錆びた部分に、重曹ペーストを塗り30分以上放置します。
歯ブラシや布などでしっかり磨いて、水で流しましょう。
「自分で錆取りをする時間がない」「試してみたけど、なかなか錆が落ちない」というときには、錆取りせずに塗れるアサヒペンの「高耐久鉄部用シリーズ」がおすすめです。
「油性高耐久鉄部用」は、錆の上からそのまま塗れる、錆止め兼用の鉄部用塗料。
特殊防錆剤配合で、錆を落とさず錆の上から直接塗ることができます。
密着力が強いため、アルミやステンレスなどにも使用可能。
錆落としも、錆止め塗料も必要ないため、塗装の手間を大幅に短縮できるでしょう。
「水性高耐久鉄部用」は、水性で臭いも少ない鉄部用塗料。
特殊強力サビドメ剤の効果で、錆の上から直接塗ることができます。
ポロポロと取れるような錆はあらかじめ取り除いて、さっと塗りましょう。
密着力が強いので、こちらもアルミやステンレスにも塗装できますよ。
ここでは、鉄部用塗料の使い方や塗り方を紹介します。
まずは、ポロポロと取れる錆をブラシなどで落としましょう。
事前に鉄部用塗料を塗る面のゴミや汚れを拭き取り、乾燥させておくことがきれいに塗れるポイントです。
塗料がついたら困るという場所は、マスキングテープなどで覆っておきましょう。
鉄部用塗料は、蓋を開ける前に逆さにしてしっかり振ります。
容器を開けたら、棒などで底までよくかき混ぜましょう。
ハケを使って、角や隅などの塗りにくいところから塗っていきます。
広い部分を塗って、乾燥させたら完成です。
通常の塗料を使用すると、錆び落としから錆止めまでかなりの時間を要するところも、鉄部用塗料ならひと塗りであっという間に仕上げることができますよ。
>>油性高耐久鉄部用塗料をサビの上からそのまま塗ってペイントする方法
>>サビた鉄に油性高耐久鉄部用を塗る場合と通常の塗料を塗る場合の比較
錆びは、できるだけ発生する前に予防したいですよね。
最後に、錆の予防方法を紹介します。
水分と酸素が原因で発生する錆。
酸素のない状態をつくるのは難しいため、金属を水分のある場所に置いておかないように注意しましょう。
「濡れたシンクの上に、空き缶や包丁などの金属製のものを置かない」「浴室にヘアピンなどの金属製のものを放置しない」など、少しの手間で錆を防止することができます。
また、金属の表面にある傷は、錆の発生につながります。
掃除の際には、金属の表面に傷をつけないようにすることも大切です。
錆が発生する原因や予防法、自分でできる錆取りの仕方などを紹介しました。
錆は、金属が酸化することで発生します。
金属製品を屋外や湿気、水分の多い場所に放置しないように心がけましょう。
錆が発生した場合には、家にある身近なものでも落とすことができます。
ぜひ、今回紹介した方法や、簡単に錆びをきれいにすることができるアサヒペンの鉄部用塗料を試してみてくださいね。