2022.07.08
木材を使ったDIY作品をより素敵に仕上げてくれるのが塗装です。
木材に塗装をすることで、耐久性がアップするなどのメリットもあります。
せっかく作り上げたお気に入りのアイテムを塗装するなら、見栄え良く頑丈に仕上げたいものです。
そこで今回は、木材塗装の基本的な手順をご紹介しましょう。
また、塗料の選び方からおすすめの商品まで詳しくご紹介するので、木材塗装についての知識を深めたい方は必見です。
目次
木材塗装を行う前に、まずは必要な道具の選び方をチェックしておきましょう。
木材塗装において必要不可欠な塗料を選ぶ際は、DIYで作ったものをどこで何に使うかを考慮して選ぶことが大切です。
屋外で、なおかつ雨にさらされるような場所で使うなら、水や紫外線に強い種類の塗料をチョイスしなければすぐに傷んでしまう可能性があります。
塗料の具体的な種類は、主に浸透タイプと造膜タイプの2種類です。
浸透タイプの塗料は、木目を生かした作品を完成させることができ、造膜タイプの塗料は、汚れや劣化に強い性質があります。
どちらも水性と油性の商品が展開されており、DIY初心者の方で木材を塗装するなら、塗りやすく木目の風合いが生かせる浸透タイプの水性塗料がおすすめです。
木材を塗装する際に必要なハケは、ホームセンターなどに行くと非常に多くの商品があるため、どれを選べばいいのか迷うことも多いです。
そこで基本的なハケの選び方をチェックしておきましょう。
持ち手である柄の部分が斜めになっている筋交い刷毛は、日本独特の形状のハケで、柄と刷毛の部分に角度がついているので、塗りやすい特徴があります。
また、鉛筆のように持って使えるため、繊細な作業にも向いているハケです。
他にも、平らな部分を塗る際にぴったりな刷毛部分と柄が平行になっている平刷毛や、平刷毛よりも毛量が多く広い範囲を塗るのに適した寸胴刷毛が代表的です。
塗る場所の大きさなどに合わせて、それに見合ったハケを選ぶとキレイに仕上げることができます。
ガーデニングや庭づくりに重宝するラティスフェンスは、DIY初心者にも人気のアイテムです。
木が斜めに交差した柵のようなアイテムで、庭の目隠しやプランターをひっかけるなどといった用途があります。
そんなラティスフェンスを塗装するには、木目に沿って塗るのがコツです。
また、塗料が厚くならによう、薄く手早く塗ることも覚えておきましょう。板と板の隙間といった細かい部分から先に塗ると、比較的時短でキレイに仕上がります。
1回目が塗り終わって乾いたら2回目を塗って仕上げてきましょう。1回目と同様に、薄く手早く塗ることを意識しながら、1回目よりもキレイに塗ることを心がけてみてください。
新品のラティスフェンスであれば買ってきてすぐに塗料を塗っても構いませんが、経年劣化や色あせたラティスフェンスを塗りなおす際には、表面をサンドペーパーで研磨してから塗るとキレイに仕上がります。
ウッドデッキを塗装する際は、まずは雑巾などを使ってキレイに掃除をしましょう。
また、木目をキレイに出すために、サンドペーパーなどを使って研磨しておくのがおすすめです。壁や窓のサッシとの境目を汚さないために、養生をすることも覚えておきましょう。
塗料を塗る準備ができたら、あとは木目に沿って床板を1ずつ丁寧に塗っていきます。
ウッドデッキを塗る際は晴れの日に行うのがおすすめ。 使用する塗料によりますが2回目を塗る際は、前に塗った塗料がしっかり乾いてから塗るようにしましょう。必要に応じて3回塗りする場合もあります。
ラティスフェンスやウッドデッキに比べて構造が複雑な木製家具を塗装する際は、目立たない部分や塗りにくい箇所から塗るのがコツです。
まずは目立たないところに塗ることで色の確認ができ、塗りにくい部分を先に塗ることで均等に乾燥させることができます。
家具全体を塗り終わったら、塗り残しやムラがないか確認しましょう。塗り残しやムラを発見したら、乾かす前に塗っておきます。
木材によっては表面がガザガザだったり凹凸があったりして塗りにくい箇所もあります。そんなときは、ハケに少し塗料を多めに含ませて塗るとキレイに仕上がるので試してみてください。
木製家具を塗装する場合は、ラティスフェンス同様に2回塗りするのが基本です。
ここでは、木材を塗装する際におすすめの塗料とハケをご紹介します。
アサヒペンの「水性強着色ウッドステイン」は、水性塗料でDIY初心者でも取り扱いやすい塗料です。
着色力に長けているため、1回塗りでもキレイな発色が期待できます。また、塗装中に気になりがちな臭いも少なく、日光や雨に強いため、幅広いアイテムの塗装に役立つ塗料です。
防腐と防カビ効果、防藻や防虫効果が備わっており、長期間木材を美しく保ってくれます。
ラティスフェンスやウッドデッキの他、家具やプランターを塗る際にもおすすめの塗料です。
アサヒペン「水性木部用推奨ハケ」
>>水性木部用推奨ハケ
木材を塗装する際にピッタリな水性塗料の使用を考えているなら、アサヒペンの「水性木部用推奨ハケ」がおすすめです。
先ほどご紹介した「水性強着色ウッドステイン」との相性を考えて作られたハケで、こだわって選んだ山羊毛と化学繊維を組み合わせて作っています。
独自の毛組を採用しており、塗りやすさと仕上がりの美しさに定評がある商品です。細かい部分を塗る際に便利な30mmや定番の50mm、広範囲を塗る際に役立つ75mmがラインナップされています。
木材を使ってDIYをした後は、アイテムに適した塗料と塗り方で美しく仕上げましょう。塗料を塗ることで耐久性がアップするので、心を込めて作ったアイテムが長く愛用できます。
アイテムによって少しずつ異なる塗り方を把握して、理想的な仕上がりを目指してみてください。DIY初心者の方は、今回ご紹介したアサヒペンの塗料やハケを使ってみるのもおすすめです。