2021.11.19
「観葉植物を購入して部屋に置いてみたい」と思っている方も多いのでは?
部屋の中にグリーンがあると、おしゃれなインテリアになるだけでなく、気持ちを元気にしてくれる効果もあります。
この記事では、そんな魅力ある観葉植物の育て方について紹介していきます。
観葉植物は育て方のポイントを押さえれば、初心者でも部屋に取り入れやすいもの。
ぜひ、グリーンのある生活を始めてみましょう。
目次
観葉植物の育て方のポイントは、水・栄養・日光の3つです。
室内で植物を育てるときには、次のポイントに気をつけましょう。
まず、観葉植物に水をあげるタイミングは、土が乾いたときです。
このタイミングで、鉢の底から流れるくらい、水をたっぷりと与えましょう。
この際、表面しか湿っていないと、観葉植物の根には水が行きわたっていない可能性もあります。
それでは、水やりしたことにならないため、注意しましょう。
ただし、あまり頻回に水をあげすぎると根腐れの原因になります。
そのため、水やりの基本的なタイミングは、土が乾いたときと覚えておきましょう。
ただし観葉植物の中には、乾燥を好むものや、水が大好きなものと育て方が特徴的なものもあります。
こうした観葉植物は、別途育て方が記載されていることが多いため、その情報を頼りに水やりを行いましょう。
丈夫で健やかな観葉植物を育てるためには、肥料も必要です。
生育に適した肥料を与えると、葉の色や形も良くなり、茎や枝木が必要以上に延びる徒長を防ぐことにもつながります。
とくに、春から秋は観葉植物の成長が進む時期です。
この期間はより重点的に肥料を与えていくと、観葉植物の株も健康に育ちやすいでしょう。
例えば、最近は100円ショップなどでも見かけることが増えた「パキラ」。
パキラは基本的には肥料がなくても育ちますが、栄養を補うことでその生育をサポートすることができます。
肥料を与えながら、適切な剪定を行えれば、パキラはより成長した姿を見せてくれるでしょう。
観葉植物の多くは、亜熱帯地域や熱帯地域に自生するものです。
そのため、気温が下がる冬などには、室内の温度管理も重要です。
日当たりも考えながら、日中は明るい窓際に、夜間は暖かい場所に移動するなど置き場所を調整しましょう。
ただし、日光がどれだけ必要なのかも、観葉植物の種類によって異なります。
例えば、多肉植物などは太陽の光を好む植物ですが、夏の強い日差しは好みません。
この他にも日陰を好む観葉植物や、カーテン越しの光を好むものもあるため、置く場所は選ぶ植物に応じてしっかり確認しましょう。
観葉植物が元気に育つためには、栽培に適した土を選ぶことも大切です。
ガーデニングや園芸などに使われる土は「用土」と呼ばれており、観葉植物ごとに適したものがあります。
これら用土を、1~3年に1回のペースで入れ替えておくと、根が腐りやすくなったり害虫が発生したりする状態を避けられます。
初めて植物を育てる際は、すでにいくつかの土がバランス良く配合されている、観葉植物用の用土がおすすめです。
生育に適した土を用意することで、観葉植物をより元気に育てていきましょう。
アサヒペンでは、観葉植物にも関連した用土を販売しています。
ここからは、初心者でも使いやすいおすすめ用土を4つご紹介していきます。
・カルシウム成分をたっぷり含んだ「オリーブの土」
初夏になると、白や黄色の花をつけるオリーブ。
オリーブオイルやピクルスなど、加工すればその実を食べることもできる植物です。
戸外の日当たりや空気の通りが良い場所であれば、オリーブは鉢植えで育てることもできます。
「オリーブの土」は、オリーブが好むカルシウムが強化されている用土です。
赤玉土など、鉱物質の土も配合されているため、根や幹がしっかりとしたオリーブを育てることができます。
>>オリーブの土
・美しい葉色に導くマグネシウム配合「観葉植物の土」
「観葉植物の土」は、光合成を助けるマグネシウムが配合された用土です。
観葉植物全般に使える用土で、葉色を美しく保つための栄養が含まれています。
植え替えなどの際に、事前に土に施しておく元肥がすでに配合されているため、そのまま使えるのも便利なポイントです。
軽くて清潔な原料で作られているため、室内でも安心して観葉植物が育てられます。
>>観葉植物の土
・味や香りを良くする成分を配合した「ハーブ・香草の土」
ハーブや香草は、香りを楽しんだり料理に加えたりと、幅広く楽しめる植物です。
大きく育てるのであれば窒素成分が多い土が向いていますが、味や香りは薄くなってしまいます。
そこで「ハーブ・香草の土」は、窒素成分をできるだけ少なくし、味や香りにも影響するミネラルをバランス良く配合。
しっかりとハーブや香草の味や香りを保てる用土となっています。
ペパーミントやローズマリー、カモミールなどのハーブや香草を育てたい方におすすめです。
>>ハーブ・香草の土
・適した酸性に調整する「ブルーベリーの土」
「ブルーベリーの土」は、土を酸性にする効果が高いイオウ成分が配合された用土です。
ブルーベリーを育てる際には、土が酸性であることが欠かせませんが、この用土であれば生育に適した環境に調整してくれます。
さらに、葉色を良くするマグネシウムや水の浸透力が高いピートモスなども配合されています。
ブルーベリーは春に花を、夏に実をつけて秋に紅葉する、季節の移り変わりが楽しめる植物。
品種も多く、プランター栽培も可能なため、ぜひご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。
>>ブルーベリーの土
観葉植物は、気持ちをやわらげ、部屋をおしゃれに見せてくれるアイテムとしても人気です。
1~3年に1回程度植え替えが必要ですが、市販の用土を活用すれば、初心者でも観葉植物を育てることは可能です。
観葉植物の基本的な育て方をチェックして、ぜひグリーンのある生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。