2022.10.11
夏の猛暑が落ち着いてくる秋は、家庭菜園を楽しみやすいシーズンです。
人が過ごしやすいだけではなく、野菜にとっても秋は成育しやすい時期といえます。
本記事は、そんな秋に植えるおすすめの野菜の品種や、秋野菜栽培のメリットについて解説。
また、秋野菜を栽培するうえでの注意点やコツにも触れ、秋の家庭菜園のお助けアイテムもご紹介していきます。
秋の家庭菜園に向く野菜は、夏ほど日差しが強くなく、やや冷涼でも育ちやすい品種です。
具体的に、秋の栽培に適したおすすめの品種を挙げていきましょう。
ホウレンソウは、涼しくなってきた秋の気候が適した緑黄色野菜。
少々日当たりが悪くても、丈夫な品種のためよく育ちます。
プランターで育てられるのも、嬉しいポイントです。
1~2か月ほどで収穫できるので、家庭菜園の初心者も取り組みやすいでしょう。
通常の種まき時期は9月~10月ですが、中には12月末まで可能な品種もあるため、冬に向けての栽培もおすすめです。
ダイコンは比較的強い野菜です。
土壌の性質を選ばないため、初心者でも育てやすいでしょう。
種まきの時期は、8月下旬~9月中旬までが最適。
畑での栽培であれば深く掘って種まきをするのが基本です。
実は、プランターでの栽培も可能。
土嚢や米袋などを使用し、深さを出して育てましょう。
冬の鍋料理に重宝する野菜といえば、ハクサイ。
種まきは育苗ポットに行い、植え付け苗を育てます。
種まきは、8月下旬~9月中旬までに終えておくようにしましょう。
9月上旬~10月上旬には植え付け苗ができるので、プランターや畑に植えていきます。
害虫の付着に注意が必要で、植物をおおって保護する薄い布「寒冷紗」を使用するのが有効です。
サラダや料理の色どりとしても使えるサニーレタスの種まきは、8月~10月上旬までに済ませます。
栽培の後期になると気温が低い時期にあたるため、凍害を起こす恐れがあります。
寒冷地では注意が必要です。
サヤエンドウはプランターでの栽培におすすめの品種です。
10月中旬~11月上旬までに種まきを済ませます。
比較的、簡単に育てられますが、冬の寒さで枯れてしまうことも。
冬前に株が育ちすぎるのを防ぐため、早すぎる種まきは避けましょう。
初心者は、秋に家庭菜園をスタートさせるのがおすすめです。
具体的に、どのようなメリットがあるのか挙げていきましょう。
夏の場合は、気温や日差しが強いため、屋外での作業は熱中症になる可能性があります。
初心者の場合、慣れない作業に時間がかかり、知らず知らずのうちに熱中症が起こる危険も高まるでしょう。
一方の秋は適度な涼しさのもとで園芸ができるため、おすすめの時期なのです。
秋は夏よりも日差しの強さや気温の高さが落ち着き、野菜を育てやすい環境になるため、初心者も取り組みやすいでしょう。
夏は太陽光が強すぎて、野菜が日焼けする可能性があります。
秋の時期なら、日差しや気温も穏やかになってくるため、少ない水分量で済むなど水やりの加減も調整しやすく、初心者も家庭菜園がスムーズにできるでしょう。
また、夏の高温下では害虫の動きも活発なため、害虫被害も心配です。
害虫対策が夏よりも軽度で済む秋は、農薬をあまり使用したくないという人にとってもおすすめの時期といえます。
秋に植える野菜の特徴として、プランターで育てられる品種が多いという点も挙げられます。
マンションやアパートに住んでいるなど、野菜を育てる場所をお持ちでない方にとって、プランターでの野菜の栽培はぜひ取り入れたい方法です。
メリットが多い秋野菜の栽培ですが、注意点やコツもあります。
詳しく見ていきましょう。
秋は、台風が頻繁に発生する時期です。
ベランダなどにプランターや鉢を固定していても、中身の野菜が強風に煽られて倒れてしまう可能性もあります。
対策方法としては、畑や庭ならビニールで覆って固定し、プランターや鉢なら室内に避難させるなどを試みましょう。
秋に栽培する野菜は低温に強い品種が多いですが、霜が降りる季節が到来して低温状態になると、育ちが悪くなる可能性もあります。
秋に植える場合は、種まきや苗植えの時間帯に注意するのも、上手に育てるコツです。
野菜を無事に収穫し美味しく食べるには、植える時間にも注意して枯れないようにしていきましょう。
見落としがちなのが、土の消毒や栄養補給。
春夏やそれ以前に野菜を栽培していた土は、一見するときれいなようでも雑菌が繁殖している恐れがあります。
対策としては、土壌に太陽の日差しをあてて消毒を行い、栄養補給として再生材などを与える方法をとるとよいでしょう。
初心者には少々難易度が高いかもしれませんが、連鎖障害の対策も野菜を上手に育て、収穫するために注意したいポイントです。
同一の作物や近縁の野菜を同じ土壌で栽培すると、連鎖障害が起こる可能性があります。
野菜の生育が悪くなる恐れや、収穫量が少ないという事態にもなりかねません。
土壌の消毒を行い、植える野菜の連鎖障害を調べておくなどの対策を取ることが必要です。
ここまでに、秋の家庭菜園について秋の時期に向く品種の紹介や、栽培の注意点などを解説してきました。
より、効果的に栽培を促し、美味しく食べることができる良質な野菜を育てる対策として、これからご紹介する商品が役に立ちます。
チンゲンサイ、ルッコラ、セロリ、生姜、トマト、ナスなどの野菜を秋から育てて美味しく食べるためのおすすめ商品です。
ぜひ、ご確認ください。
キュウリ、トマト、ナスなどの野菜の栽培に適した肥料です。
アミノ酸発酵肥料を配合しています。
キュウリやナス、ゴーヤなどの栽培がスムーズに行える園芸ネットです。
リサイクル樹脂を使用し、環境に配慮したプランターです。
ダークな色合いで見た目もおしゃれで、水はけ調整のためのスノコも付いています。
>>カスクオーバル
キュウリ、カボチャ、トマトなどの野菜をうどんこ病から守ります。
雨に強く、効き目が持続するのも特徴です。
チッソ・リン酸・カリの三要素に鉄などをバランスよく配合した野菜専用の液体肥料です。
>>やさい肥料 原液
トマトやナス、キュウリなどの夏野菜に適した鉢です。
通気性や水はけに優れています。
>>野菜鉢
ここからは、関連商品についても紹介していきます。
根菜がみずみずしく育ち、美味しくなります。
葉野菜や根菜の栽培におすすめのプランターです。
春・夏・秋の野菜栽培に適したマルチングフィルムです。
鉢底に貯水スペースができるタイプなので、水枯れを防げるプランターです。
本格的な野菜の水耕栽培ができるキットです。
秋は日差しや気温など、野菜にとって成育環境がよく、家庭菜園におすすめの季節です。
秋野菜には初心者にも育てやすい品種が多く、プランターで簡単に栽培する方法もあります。
台風や冷害など注意するポイントの対策をとりながら、家庭菜園を楽しみましょう。
今回ご紹介した、肥料や殺菌剤もぜひご利用ください。